こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

子どもは風の子!

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今年は、全国的にインフルエンザが過去最悪となり、近隣の学校・園でも学級閉鎖や学年閉鎖、更には園閉鎖もされていると聞きます。

 

その中で、本園でもインフルエンザが流行するものの保護者の方の日頃の十分な食事や睡眠、子どもの健康管理があり、細やかなご配慮により閉鎖には至っていません。

 

本当に有難い事です。

 

園でもうがい、手洗い、換気はもちろん、加湿器に空気清浄器、更にクレベリンも備えていますが毎日の外遊びや体育遊びでの体力強化が菌に負けない強い身体と精神力の向上の一助になっているのは間違いないと思っています。

 

まもなく、発表会のリハーサル、そして本番。

 

今年もお友達と力を合わせて元気に発表してくれる事でしょう、お楽しみにして下さい。

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子どもは見ている!?


2019年がスタートしました。


世間では「平成最後」という言葉がよく聞かれます。


昭和から平成、そして、新しい年号へと時代の移り変わりと共に、家族や親子関係も変化しています。


幼児期とは、子ども達が少しずつ現実が見えてくる時期であり、大人達の姿をシビアにとらえて、自分の未来の姿を作っていきます。


そんな子ども達の心の声を私なりに想像して挙げてみたいと思います。



・「お父さん、お母さんはいつも仲良し。」 or 「いつもケンカばかりしている。」


・「お仕事頑張ってくれているね。」 or 「お仕事ばかりでさみしいな。」


・「おいしいご飯を作ってくれてありがとう。」 or 「いつも手抜き料理ばっかり・・・。」


・「お休みの日は色んな所に連れて行ってくれる。」 or 「お家でスマホを触ってばかり。」


・「お父さん、お母さんは僕(私)の事が大好きなんだ。」 or 「どうせ僕(私)の事なんて嫌いなんでしょ?」


・「僕(私)が悪い事をした時は叱ってくれる。」 or 「僕(私)が悪い事をしても無関心。」


・「僕(私)のお話をちゃんと聞いてくれる。」 or 「僕(私)の話を全然聞いてくれない。」


・「お父さん、お母さんはいつも傍にいてくれる。」 or 「お仕事が休みの日も預けられる。」


・「大好きなパパとママ。僕(私)は幸せ!」or 「お父さん、お母さんなんか大嫌い!!僕(私)は不幸だ。」



現在、働くお母さん達が増え、社会の中で女性が活躍する事は喜ばしい事です。


家庭はもちろん基本ではありますが、家で一人留守番をしているよりも友達と共に勉強をし、遊ぶ学童保育は効果的だと思います。


現在、日本の子どもの7人に1人が貧困と云われる位、先進国の中でも特異な統計が出ています。


子ども達が学童保育も楽しいと感じられるのは、幼児期に家庭の中で愛情豊かに育った自己肯定感があるからこそだと思います。


全ての子ども達が私の想像した中のプラスの声を持って欲しいものです。


さて、新しい年となり今年の10月より消費税が10%となり、それに伴い私立幼稚園も上限はあるものの無償化が予定されています。


既に昨年より無償化が実施されている市に於いては、「やっと預け先が出来て、これでお仕事が出来る。」と大いに喜ばれています。


しかし、自分のリフレッシュも必要ですが、「無償ならば預けた方が楽だ。」とばかりに必要もないのに安易に預ける方が増えるのは、子どもの成長にとっても大いに問題があると思っています。


乳幼児期に於いては、家庭で時間の長短は別にして、先ずはお父さんやお母さんの愛情を一杯一杯に受けて親子の絆を築く事が何より大切です。


そして、人として成長をしていく土壌が築かれると子どもは安心をして、太陽の光を浴びて大きく、太く伸びる樹木の如く、力強く成長をしていきます。


毎日は大変だと思っても、振り返れば、あっと言う間かもしれません。


現在、残念な事に虐待は増えており、非行、不登校や青少年のいじめ等悲しい事件を聞くと心が痛みます。


子どもは赤ちゃんの時はもちろん、母親の胎内にいる時から外の世界の会話を聞いているとも言いますが、恐ろしい位に敏感にお父さん、お母さん、そして周りを見ています。


見られて大丈夫な親で、そして、見られて大丈夫な教育者でありたいものですし、あらねばならないと強く思います。


平成最後のメリークリスマス!

平成最後の師走も月の半を迎えました。


昨年は行事がことごとく雨で子どもや保護者の方々にもご迷惑をお掛けしましたが、今年は極めて順調で嬉しく思っています。


7日(土)より本格的な冬将軍が到来し、寒さも厳しくなってきましたが、少しずつ寒さにも慣れ、元気に外に飛び出して行く子ども達です。



室内では、クリスマスのサンタさんやリースやステンド等、各自が趣向を凝らした作品が掲示され、クリスマスムードも高まってきました。


園では、19日(水)がクリスマス会、そして、ご家庭では25日に。かわいい元気な子ども達のもとに今年もきっとサンタさんが来てくれる事でしょう。


本当に幸せな子ども達!!


また、21日(金)には9人のハンドベル奏者の方々が来園され、『もろびとこぞりて』や『赤鼻のトナカイ』など美しい音色が園庭にこだまする事でしょう。




近年、子どもの貧困と云う言葉をよく耳にします。


同じきれいで大切な花も咲く場所(環境)によって、根の張り具合が異なり、背の高さや茎の太さ、そして花の大きさや色の鮮やかさも大きく異なります。


場所を選択出来ない子ども達には可能な限り、良き環境の下で良き幼少期、小中高時代を過ごして欲しいものです。


もちろん私達も日々頑張っていきたいと思っています。


お店屋さんごっこを終えて

お店屋さんごっこの品物作りでは、保護者の方から廃材集めのご協力も得ながら6月から少しずつ作ります。


そのお店も時代によって少しずつ変わり、スマートフォンやからあげくんと云う様に子ども達の売れ筋にも変化が見られます。


やはり、品物、商品が売れるにはいかに子どもが作ったとはいえ雑に作った物では売れません。


最近、自由な発想を伸ばすことや自分で考えて製作を進める事が取りざたされていますが、放っておいて技量や感性が向上していく訳ではありません。


年少・中では自由に考えて作る部分を大事にしながらもハサミやのりの正しい使い方をきちんと指導していきます。


その積み重ねがあって、年長では各クラスがチーム毎に相談し、ゲーム作りに取り組んでいきます。


そして、これらの経験によって、自分で考えての作品作りや友達との共同製作活動へと繋がっていくのです。





作って終わりではないのがお店さんごっこの良い所で、ここからが本番!!


お客さんと売り子さんを交代して、商品を売ったり、買ったりすることを楽しみます。


全部で10のお店があり、買い物にはお金が必要で、一つのお店に10円から1,000円迄色々な商品があります。


欲しい物が一杯なだけにその中から自分で選ぶのは実に嬉しいものですが、選ぶのは大変です。


売り切れで欲しい物が買えない時もあります。


売り子さんは最初恥ずかしさで声も小さいのですが、少しずつ「安いよ!安いよ!買って!買って!」と声の限りに呼び込みます。


なかなか売れずに悪戦苦闘のお店もありますが、みんなで力を合わせて売れた時は大喜び。


私もお店巡りをしていると、「園長先生、お仕事は大変!!」とちょっぴり社会の厳しさやお父さん、お母さんのお仕事の大変さを味わう事も勉強になっています。


お父さんお母さんと云えば、親子で更に絆を深めて頂く事の一環として、夏休み中に親子の協力しての作品をお願いしていますが、いずれも楽しい力作揃いです。






もう一つ大切な学びは、愛他行動の育ちです。


年中さんは仲良しのお友達と、時に意見も分かれますが、コミュニケーションを取りながら、年長さんは年少さんとペアとなって、「何が欲しいの?」と優しく声を掛けて見守ったり、お買い物の手助けをしてくれます。


ゲームを待つ時はヒザの上に乗せてあげて、分かりにくい時には優しく説明をしてくれています。


この他者に対する優しさ、いたわりは愛他行動と呼ばれ、異年齢の子どもがいると勝手に身に付くと云うものではなく、関係が深まる活動を保育カリキュラムの中に取り入れている結果です。


お兄ちゃん、お姉ちゃんにしてもらった事を、今度は「僕達、私達の番だ」とばかりに「かわいいけれどしんどいなぁ〜」と言いながらも大活躍してくれるのです。


様々な行事を通して、友達関係が深まり、クラスの団結も強くなっていきます。


心と身体の更なる成長の為に日々指導に邁進していきます。


運動会

10月20日(土)に、お隣の深井西小学校をお借りして、無事に第46回運動会を行う事が出来ました。


当日が一番良い表情で自信を持って演技をしてくれる様に、先生達は子どもの気持ちを大切に、計画を十分に練って進めてきました。


その為に、決して練習一色にはなりません。


通常と同じ様に毎日の外遊びは欠かしません。


そして、室内では粘土遊びや、ピアニカにハロウィンのマント製作、絵画等、外では砂場やボール遊び、プカプカプールでも遊んで気分転換。


お芋掘りにも行きました。




そして、運動会当日。


当初はバラバラだったクラスの、学年の、そしてみんなの気持ちが一つになって素晴らしい運動会にしてくれました。


お忙しい中をお越し頂きました保護者の皆様方ありがとうございました。









運動会後の一言。


「頑張り過ぎたから、靴が破れたー!」


「カッコ良かったと誉めてくれた」


「次の日、めっちゃ寝た」


「楽しかったのはリレー、お弁当!」


「やっぱり先生達プロですね」とお母さんから


「お母さんが撮ってくれたビデオ揺れてた」(手が感動で震えていたようです)

The power of children !!

36℃、37℃と云う猛暑がずっと続くのでは(?)と思われた位の夏が、いつの間にか過ぎ去っていきました。


本庶教授のノーベル賞受賞や大坂なおみ選手の全米オープン優勝と云う嬉しいニュースはあったものの、台風21号が大阪に甚大な被害をもたらしただけでなく、北海道胆振東部地震等によって日本列島に大きな災害の爪痕を残しています。


尊い人の命が失われたり、建物の倒壊、ライフラインに大きな影響が出ました。


更に、農作物にも大きな被害が出、全てが平常に戻るには大きな時を必要としそうです。


“電気”が通っている事が普通となっている昨今、いざ止まった時にそのありがたさを実感するものです・・・。


幼稚園でも保育室のガラスにひびが入り、バスのガラス等が割れたり、屋根のプレートが飛び、フェンスの一部が破壊。桜の枝も太い枝が3本も折れてしまいました。


しかし、教職員の素早い協力により園庭を整備し、翌日から平常通りの開園が出来ました。


暗いニュースが続く中でも、人々の心を癒してくれるのはやはり子ども達の元気な声と笑顔です。


子ども達の「おはよう!」の元気な声が響き、運動会の練習に励んでいる様子を見ると私達も元気がもらえます。


そして、練習ばかりにならず、お絵描き、ピアニカ、英語等に楽しんで取り組んでくれていて嬉しいものです。


さあ、運動会まで2週間!


本番では、子ども達の元気が保護者の方に届き、きっと笑顔にしてくれるはずです、お楽しみに!!