こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

心豊か 心強く

今年も残りわずかとなりました。

 

子ども達の日々の会話からも成長が伺えます。 

 

その声を紹介しつつ、今年を締めくくりたいと思います。

 

 

<年少>

帰りのバスを待っている時に・・・

 Iくん「先生、なんで曇って動くんやろな?」

  先生「う~ん、どうしてだと思う?」

 Iくん「みんな、おひさまに集まっていくんちゃう?」

 

自由画帳に自分の顔の絵を描く保育で・・・

 先生「自分のお顔が描けたらお友達も呼んであげてね!」

みんな「は~い!!」

Zくん「〇〇くん描こう!△△ちゃんも~!」

Aちゃん「Aも○○くんと~、△△ちゃん描く~!」

先生「みんなお友達たくさん呼んで楽しそうだね!」

Rくん「先生も描いたよ!!」

 先生「うれしい、ありがとう!」

 

<年中>

お店屋さんごっこ前日に・・・

 先生「明日はお店屋さんごっこ楽しみだね!」

Hくん「うん、ゲームが楽しみ!」

先生「なるほど、お化け屋敷は怖くないの?」

Hくん「僕は怖くないけど、ペアが女の子やねん。」

先生「もし怖がったらどうする?」

Hくん「大丈夫、守る!」

と凛々しい表情で答えてくれました。

 

移動動物園の前日に・・・

Mちゃん「先生、明日寒いかな?」

先生「う~ん、どうかな?良いお天気って言ってたけどどうして?」

Mちゃん「だって寒すぎたらどうぶつさん帰っちゃうかもしれへん!?」

  先生「そうか!それは大変だね!」

Mちゃん「あ!でもそうしたらお部屋にあげたらいいか~」

  先生「それはちょっと・・・。」

 

<年長>

お店屋さんごっこ・・・

 年少さんのお買い物のお手伝いを終えて、

 Rくん「先生!めっちゃ大変やったわ~!!」

 と言いながら、お兄ちゃん気分でとても嬉しそうでした。

 

朝の会で・・・

少し前まで鉄棒を怖がっていたHちゃん、好きな遊びをお友達の前で発表していく時に、

Hちゃん「好きな遊びは、・・・鉄棒です!!」

と、大きな声で発表してくれました。今では逆上がりにもチャレンジしています。

 

給食の時、先生がお茶を入れて机を回っていると・・・

先生「どうぞ」

子ども達「ありがとう!」「ありがとう!」

  先生「いいえ~」

Aちゃん「先生笑ってる!」

   先生「ありがとうの花がいっぱいやから」

年長児の参観

3クラスと2クラスに分かれて、歌とピアニカの参観を行いました。

 

 

歌は“ありがとうの歌”、ピアニカ奏は“エルクンバンチェロ”で、初めての試みでしたが、保護者の方には好評で、中には涙を流されているお母さんもいらっしゃいました。

 

 

最後に親子で一緒に歌い、子ども達も嬉しそうでした。

 

 

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こだからショッピングモール開店!

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秋の二大行事、一つは運動会、もう一つであるお店屋さんごっこを先日行いました。

 

 

10円から1,000円迄の手作りのお金と買い物袋をかかえて、前日から品定めをした商品を目指して、「これ下さい!」と9つのお店を回ります。

 

 

年中さんはお友達と2、3人で、年長さんは年少さんや満3歳児さんとペアで回ります。

 

 

普通はペアが離れたり、ケンカになる様に思うのですが、そこは年長さんが年少さん、満3歳児さんを優しくリードしてあげたり、年中さんはお友達と話し合いながら一方的にならず、お互いの思いを尊重しています。

 

 

私は毎年その様子を見ていますが、「凄いな!」と思います。

 

 

保育の中での、毎日の積み重ねが本当に大きく、そんな風に行動できるのが子宝幼稚園の子ども達の最大の自慢出来る点だと思います。

 

 

この他人に対する優しさや思いやりは愛他行動と呼ばれ、この行動は自分が年少や満3歳児の時にお兄ちゃん、お姉ちゃん達に優しくされた事が心に残り、自分が年長になった時に、今度は自分が小さい子達に同じ様にして上げる、して上げたい。“優しさの連鎖”と言えます。

 

 

又、もう一つ大切な事は、年中、長さんと大きくなるにつれて、自分が成長し、自分に自信が持てる様になっている事が大きいと思います。

 

 

『三つ子の魂百までも』の通り、心の中に強さと温かさを備えて、少しずつ更に成長していってほしいものです。

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幼稚園PRIDE

世界中を見渡せば戦争や抑圧、貧困等により苦しんでいる国が沢山見受けられます。

 

 

私達の住んでいる日本は、文明が発達し、技術力や教育力も高く、福祉も整い、格差が広がったとは言うものの、自由、平等が保障をされている民主的で平和な国だと思います。

 

 

多くの良き青少年が確実に育っている反面、自由の名の下に自己中心的で周りの人の事を考えない道徳心の低下、体力や学力の低下も顕著です。それに伴い、いじめや暴力、不登校が残念ながら増加しています。

 

 

しかし、その事は子どもに責任は全くなく、やはり国の方針、制度や施策に問題があり、教育は国家100年の大計と云われますが、今後どの様な国となり、どの様な人間に育つか心配です。

 

 

今般10月より幼児保育の無償化が実施されました。

 

 

今回の施策は就労促進が目的であり、女性の社会進出が増え、新2号で預けられる方の増加が予想されています。

 

 

その状況の中で、本園での新2号の割合は全体の15%であり、保護者の方の中には、「お仕事を減らそうかな?」「体操か英語を習わそうかな?」との声も聞かれました。

 

 

この事は、我が園の¨乳幼児期は大切な時であり、各御家庭の事情もおありだと思いますが、出来る限り子どもと向かい合って愛情一杯に育てて欲しい。¨という思いが届いているのだと思うと本当に嬉しい事です。

 

 

私自身は様々なお仕事の形態により24時間の預かり施設も必要だと考えています。

 

 

しかし、国の新制度¨子どもを11時間預かること¨は全員ではもちろんないにしても1日は24時間から考えても長過ぎますし、子どもの情緒面等も心配です。

 

 

外国人から見ても「クレイジー!!」と言われています。

 

 

更に、待機児童対策によって施設が増えた為、保育士不足が深刻になっています。

 

 

量を増やして質が落ちないはずがありません。

 

 

¨長い物には巻かれろ¨と云うことわざもありますが、安定を求めるよりも大事な信念があります。

 

 

子どもの事を第1に考えて、園児数が減少し、運営的には苦しくても良き先生を集め素晴らしい教育をされている園がまだまだ沢山います。

 

 

ある先生は、「園児が一人でも幼稚園を存続する」と話されていましたが、どの世界にも変わり者か、頑固者かは分かりませんが、正しいと思う道を共感してくれる仲間と共に、可能な限り歩みたいと思います。

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新しい時代の中で

夏休みが終わり、2学期が始まりました。

 

 

当初は、生活習慣を見直し、園生活のリズムを取り戻すべくお絵描き遊びや、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんの敬老の日のプレゼント作りとゆっくりとスタートを切りました。

 

 

そして、9月中旬より10月19日(土)の運動会の本番を目指して練習がスタートしました。

 

 

最初は、当然の事ながら気持ちも入らず、踊りもバラバラ。

 

 

それが少しずつ少しずつ友達と力を合わせる楽しさを知り、上手に成長していきます。

 

 

その気持ちの高まりは子どもの目を見るとよく分かります。

 

 

きっと運動会では、かわいく、かっこいい演技を見せてくれる事でしょう。

 

 

どうぞお楽しみにして下さい。

 

 

 

今年度より、運動会は近年の突発的な天気の変化に伴う開催の判断の難しさや、お昼のお弁当作りが延期の場合など保護者の方の負担になってしまうというお声もあり、午前中で全てのプログラムを完了する事にしました。

 

 

只、お子様を囲んで、両方の祖父母様も含めてご家族でお弁当を食べられる事は大切に残したい事でもあり、ご希望の方は今迄通り幼稚園を開放しようと思っています。

 

 

これって子宝らしいと思いませんか?

 

 

又、時間の関係で、唯一の保護者の方の飛び入り競技のつな引きも無くしましたが、その勝利者チーム賞は、年長・中組の親子競技の優勝のクラスにお渡しする事にしました。

 

 

最後に、申し訳ないですけれど、新入園児の競技も無くなり、別の形で後日園で行う事にしました。

 

 

子どもの事を第一に、そして保護者の方々の事も考えながら、大切な事を残しつつ、少しずつ新しい時代に対応していきたいと思います。

 

 

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家庭教育が一番!!

 

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長かった夏休みも終わり、園内に元気な声が帰ってきました。

 

 

8月のお誕生会で私がお話をする機会があるのですが、「夏休み、お家で楽しかった人?」と声を掛けると笑顔で手を挙げる子ども達。

 

 

園でも3年前より長期休みの預かり保育を始め、今年も楽しそうに過ごしてくれましたが、多くの子ども達は家庭でゆっくりと、又、旅行やお墓参り、お買い物等、お父さん、お母さん、兄弟やおじいちゃん、おばあちゃんとの楽しい時間を過ごされた様です。

 

 

しかし、中には子どもと関わる時間がいつも以上に長く、そして、毎日3食準備をする事にやや疲れを感じられた方もおられたと思います。

 

 

大変なお母さんとは裏腹に、夏休みの楽しかった事のお話をする子どもの表情、目の輝きは本当に生き生きとしていて、幸せな気持ちが、夏休みの思い出を描いた自由画帳にも表れていました。

 

 

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昔読んだ何かの本の中で、「親は子に何を残したいか?」と問われた時に、Aの方はお金を残したい、Bの方は地位や名誉を残したい、そして、Cの方は生き方を残したいと言われました。

 

 

やはり、Cの正しい生き方を教える事が大切なのではないでしょうか?

 

 

誰が?

 

 

それは幼稚園や学校ではありません。

 

 

幼稚園や学校はあくまで集団生活の中で、一人一人しっかりと教育を行う応援団であり、やはり子育ての主役は親、保護者の方々による家庭教育です。

 

 

将来子ども達がそして、孫達が明るく元気に人生を歩まれる様に是非共力強い生き方を残してあげて下さい。

 

 

特に小学生迄の教育がその後の子どもの一生を左右すると言われています。

 

 

乳幼児期の今が大切です、頑張って下さい、応援します。

 

 

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