今の時代、国の施策として、働くお母さんを応援し、社会で安心をしてお仕事が出来る為の施設が作られ待機児童対策に重きを置かれています。
2019年の出生数(推計)は、864,000人。
「86万ショック」と呼ぶべき状況で、予測よりも深刻化しているのが少子化の実情です。
その原因として、適当な相手にめぐり合わない、資金が足りない、仕事が大切等により未婚化、晩婚化が進んでいます。
現在では、昔と異なり、多くの選択肢があり、結婚だけが人生ではないに私も賛成です。
人口は国力に比例するとも言われますが、一人一人が自分の幸せを掴む事が何より大切です。
さて、暑さも少しずつやわらぎ、秋らしい季節となってきました。
子ども達は毎日元気に登園してくれ、楽しく友達と活動をしてくれている事を嬉しく思っています。
しかし、この姿は普通の姿ではなく、子どもに対する心身への虐待や育児放棄が社会問題となっている中で、保護者の方々の頑張りと子ども達を見守る温かい眼差しの結晶だと思います。
『かわいくば、五つ教えて三つ褒め二つ叱ってよき人とせよ』
この言葉は、江戸時代の二宮尊徳翁の言葉ですが、子どもは放っておいても、構い過ぎても良き人にはなれません。
促成栽培の様に簡単には育ちません。
泣いたり、怒ったり、実に大変厄介な面もあります。
しかし、実に実にその子どもの笑顔はかわいく、はった、立った、歩いた、「ママ」と言った等、成長の目撃者となることを他人に譲ってほしくはありません。
もちろん、経済的にも働かざるを得ない方々も沢山いらっしゃいます。只、保育の無償化が進み、預け入れ施設も充実してきました。
お仕事の時間も今だけ少し短縮をして親子の時間を大切にして欲しいものです。
振り返るとその期間は短く、貴重であり、昔から3歳迄に子どもは親孝行をすると云われる所以です。
私達は、子どもの笑顔、そして、子育ての楽しさをもっと発信して、お母さん達の頑張り、そして、先生達の姿をお伝えしなければいけません。
又、もっとメディアや有識者と云われる人々が幼児期の大切さを発信して欲しいものです。
今、新しい首相が誕生する中で、明るい未来、心豊かな日本社会の実現を強く願います。