こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

根っこを大切に!

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いよいよ12月も早いもので半ばを迎えようとしています。

 

お部屋の中はクリスマス一色。

 

年長さんは共同制作の作品の掲示が完成に近づいてきました。

 

さて、私は時に本屋さんに行くのですが、子どもにとって“自己肯定感”を養う事の重要性を記した書籍が多く見受けられる様になりました。

 

『あなたは家族にとって、そして社会にとって大切な存在であり、生まれてきてくれて本当に嬉しいよ。』と、愛されている実感から自己肯定感が育まれ、自信を持って力強く生きていけると言う内容の物であり、子どもにとって根っこの部分で絶対に欠かせない家庭教育の一つです。

 

そして、その後集団生活の中で遊びを通して社会性等、様々な事を学ぶのですが、この時期に是非とも学び身に付けてほしいのが、“愛他行動”であり、その言葉通り、他者を愛する優しくする思いやりの心です。

 

通常、幼児に於いては同年齢よりも大きい子が小さい子に対して愛他行動が顕著に見られるます。

 

このことからしても、まずは異年齢の子どもの関わりを通して、自分より年下の友達に優しくできる心を育て、それを自分の周りのすべての人に対する思いやりに繋げていく事が出来ればと考えています。

 

しかし、異年齢の子どもが一緒に生活しているだけで愛他行動が身に付く訳ではありません。

 

保育カリキュラムに反映させ、先生達のしっかりとした導きが不可欠です。

 

それは、小学校高学年や中学校では遅く、幼児期こそ必要であると思います。

 

その為園では、通園バスコースが同じ子どものチームを作りお手伝いをする様に働きかけたり、お店屋さんごっこでの関わり等、計画的に様々な活動で異年齢の関係を深めています。

 

そして、優しくされた子どもは今度は自分が年下の子どもに接するのを楽しみにしてくれている様です。

 

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先日、NHKのテレビ番組でいじめが取り上げられていました。

 

昨年、令和2年度の文部科学省の小中学校のいじめ調査では、約15万件の報告があり、先生方の努力にも拘わらず、年々増加傾向にあり、ネットやSNSと学校生活では見えない部分も多く、この数字は氷山の一角だと言わざるを得ない状況です。

 

亡くなられた方も450人と5年前の2倍・・・以前に見たドラマが思い出されます。

 

多くの方々がいじめを失くそうと努力をされていますが、負の連鎖ではなく良き環境の中で良き連鎖を生み、自己肯定感を養い、愛他行動の溢れる社会であってほしいと願います。

 

その為にも私達も更に努力していきたいと思っています。少し気は早いですが、来年は寅年。

 

明るく力強い年になる事を心から願います。

お店屋さんごっこを通して

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お店屋さんごっこには色々な学びの要素がありまして、お店で販売する商品を製作する技量の向上、商品を売り買いする社会性、年長者が年少者に優しく伝えていく愛他行動です。

 

品物作りでは「丁寧に作らないとお客さんが買ってくれないよね…」と先生の指導を受けながら、お店屋さんごっこ当日への期待を持って進めてきました。

 

見学に来られたお母さんからは「クオリティが高いですね!」との感想を頂きました。

 

沢山の商品が並ぶ中で、子ども達はワクワクしながら買い物に出発します。

 

年長や年中さんは、好きな友達とペアでどのお店に行くかなど相談しながら欲しい物を買っていきます。

 

年少さんには年長さんのお世話係さんがいて、優しく誘導してくれます。

 

自分達が年少の時に優しくしてもらった事を思い出して、お兄ちゃん,お姉ちゃんぶりを発揮している所は本当に微笑ましいものです。

 

売り手の係の時は「いらっしゃい! いらっしゃい!」とお客さんを呼び込みます。

 

いつもは大人しい子がいつの間にか大きな声で積極的になっている姿を見ると嬉しいものです。

 

自分達の店の商品が売り切れると“バンザイ”の大合唱で、子ども達は心地よい疲れに浸っている様です。

 

その他にも年長さんは、もぐらたたきやボーリングなどのゲーム屋さんも行ってくれるので、その日は一日中子ども達の歓声と笑顔が溢れた有意義な日で、私も子ども達からパワーをもらっています。

 

ある先生が、

 

「今まで沢山の楽しい日々や行事を過ごしてきましたが、お店屋さんごっこでの子ども達が一番輝いていて可愛かったです。私も大好きな行事です。」

 

との声が出る程、先生達にとっても達成感のある行事となっています。

 

この様に子ども達に沢山の学びと笑顔を与えるのは簡単な事ではありません。

 

当日に向けての計画を綿密に立て、それに添って先生達一人一人が同じ思いを持って準備を進めてくれているからこそ子ども達だけの世界が実に有意義に展開されているのだと痛感しています。

 

これからも先生達と皆で力を合わせて子ども達のワクワクを増やして行きたいと思っています。

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楽しい事が目白押し!!

10月末のハロウィンの行事から始まり、お芋掘り、保育参観、どんぐり拾い、年長児はみかん狩り、お店屋さんごっこ、11月最後には移動動物園。

 

そして、気候の良いこの時期、子ども達は毎日園庭を駆け回っています。

 

子ども達の元気な声と笑顔に元気をもらって幸せを感じる今日この頃です。

 

「トリックオアトリート!! お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ~!!」

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「めっちゃ大きなお芋が出てきた!!」

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「みかん何個か分からんぐらい食べた!!」

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「ピザできた、食べてもいいよ!!」

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楽しい事が目白押し!!

10月末のハロウィンの行事から始まり、お芋掘り、保育参観、どんぐり拾い、年長児はみかん狩り、お店屋さんごっこ、11月最後には移動動物園。そして、気候の良いこの時期、子ども達は毎日園庭を駆け回っています。

 

子ども達の元気な声と笑顔に元気をもらって幸せを感じる今日この頃です。

 

「トリックオアトリート!! お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ~!!」

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「めっちゃ大きなお芋が出てきた!!」

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「みかん何個か分からんぐらい食べた!!」

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「ピザできた、食べてもいいよ!!」

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導きつつ、導かれ

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子ども達は砂場遊びが大好き。

 

可塑性のある砂でスコップや星やプリンカップ等の型を使って自分の思いを様々な形にしていきます。

 

そして、少しずつグループで力を合わせて、時にぶつかりながら大きい形を作り、みんなで作る事の楽しさを知っていきます。

 

その後、男女に分かれて大山作りの競争をしたり、とても充実した時間を過ごしました。

 

梅雨時期には雨が降った後での砂でおだんごを作り、崩れずに固まる事を知り、水を使う事でより遊びは広がり、山や川に橋にトンネルとどんどん変化します。

 

おもちゃのお皿には朝ごはん作りへと広がっていきます。

 

そして、9月初旬には全員パンツ一枚で泥んこ遊びを行うのが例年の流れなのですが、コロナの影響で今年は時期を少しずらして9月下旬に実施しました。

 

泥が少し苦手な子は砂場で水を入れて好きな場所で楽しんでもらいましたが、多くの子ども達は各学年に応じて少しずつ大胆になり、みるみる身体全体が泥だらけ。

 

HPではパンツ1枚の姿をお見せ出来ませんが、在園の保護者の方は後日スナップ写真の方でお楽しみにして下さい!

 

一時は中止も考えましたが、思っていた以上に子ども達が大喜びしてくれて、同時に先生達も導きつつ、導かれ、ご覧の様に表情も最高です!

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さあ、いよいよ来週は運動会!

 

楽しみにしてくれている子ども達です!

 

下の写真は、練習をしているお友達を応援している様子です。

 

朝夕の寒暖差も大きいだけに風邪をひかない様に全員出席を願っています。

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“けなげ”な子ども達

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緊急事態宣言が9月30日迄延長される中、最後の辛抱になってほしいと日本中が耐えています。

 

確実に感染者数は減っていますが、いつマスクなしの生活に戻れるのか、以前の様な日常を取り戻したいものです。

 

幼稚園では二学期が始まってより約1ヶ月。

 

一部の方は感染を心配され、お休みの方もいらっしゃいますが、殆どの子ども達は園生活のリズムを取り戻し、元気に登園をしてくれています。

 

コロナウイルスにより、以前より歌が控えめになったり、大きな声を出せない、黙食、また、マスクの影響で表情の乏しさも指摘され、様々な影響や制限を受けている子ども達。

 

しかし、困難を物ともせず、友達と遊び、運動会の練習にも前向きに取り組む“けなげ“な姿に胸を打たれます。

 

この状況の中でも日常の保育を工夫し、行事も無くすのではなく、時期をずらしたり、実施内容を練り直し、出来るだけ例年に近い形で進めています。

 

たくさんの楽しい体験から子ども達に元気を注入してあげたいものです。

 

二度と帰らぬこの時期を保護者の方々のご協力を得ながら、一日一日を安全に乗り越えていきたいと思っています。

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子どもと向き合う

7月22日から始まった夏休みも8月24日には終わり、25日から夏期保育が始まりました。

 

子ども達はコロナ禍の為、例年の様に帰省や旅行、海やプール等には行けず、やや物足りなさを感じた夏休みだったかもしれません。

 

しかし、お家の人と一緒に過ごす時間がたくさんあり、十分甘えられたのではないでしょうか。

 

幼児期には親子の触れ合いが大切で、それが親子の絆を深めていくのだと思います。

 

でも全て施設任せで家庭での触れ合いが少なく、心の栄養が足りない子ども達がいるのも悲しい現実です。

 

時にニュースで虐待やいじめの話題を聞くと心が苦しく痛みます。

 

先日の厚生労働省の発表では、令和2年度の虐待件数は約20万件、令和元年度のいじめの件数も612,496件で約20年連続で増加しています。

 

凄い数字ですが、きっとこれが氷山の一角だと思います。

 

幼児期に受けた愛情が自己肯定感につながり、自己肯定感を持っている人は他者に対する思いやりや人間関係の構築がスムーズで、持っていない人は思春期に問題行動を起こす可能性が高くなる様です。

 

只、愛情過多で親離れ、子離れが出来ていない家庭でも問題が起きやすい傾向にはあります。

 

“過ぎたるは猶及ばざるが如し”のことわざにもある様に、度が過ぎたものは、足りないものと同様によくない訳で、不十分なのも困るが、過剰なものには弊害があります。

 

可視化,数値化できない事なので“程良い”愛情のかけ方と言っても難しいと思いますが、自立を促す為には子どもの言いなりになるのではなく、良い事と悪い事を大人がきちんと子どもに伝える事。辛いかもしれませんが、親離れ、子離れも必要だと考えます。

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