こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

2学期スタート! 今、思うこと・・・。

8月30日付の読売新聞には、全国的に待機児童が減少し、幼稚園はほぼ毎年、園児が減少していますが、保育園、子ども園でも空きが出てきて、厳しい状況との事。

 

堺市の南区でも5年連続待機児童0人と泉北コミュニティも記載されていました。

 

それでも行政にとって、今、お仕事を控えている方の復帰やアフターコロナの女性の社会進出が増加をする事を見越して、従来計画通りに進められる様です。

 

只、出生数は間違いなく減少傾向にある中でいつまで定員の2割増しで乳幼児を受け入れるのか、いつまで新設の計画を続けるのか。

 

計画の変更や見直しは、難しい舵取りだとは思います。物価が上昇し、給料も上がらず、市民生活をひっ迫しているのが実情です。

 

待機児童対策はもちろん大切だが、まもなく確実に園児が減少し、大きなお金をつぎ込んでも施設が無駄になる。

 

公立幼稚園も財政が厳しくなってきたと今頃3年保育を始めたり、児童減少でガラガラ状態になっている小学校を何故活用しないのか!?これも縦割の行政なのかな?

 

と、思わず心の声が出ちゃいましたが、あくまでブログですのでお赦しを(笑)

 

さて、2学期が始まりました。

 

コロナ禍ではありますが制限はない中で、子ども達は夏の太陽パワーと保護者の方々の愛情パワーで、一段と成長した様に思います。

 

園では、半日保育でおもちゃの金魚すくい等で楽しんで少しずつ園のリズムを取り戻してもらいつつ、成長著しい2学期を充実した日々へと取り組んでいきたいと思っています。

“褒めて育てる”は、子育ての基本ですが・・・

あるお母さんから6月にお手紙を頂きました。

 

「約10年前在園中は、2人の子どもも毎日元気に登園し、楽しく過ごす事が出来ました。私自身も様々な園の行事や土曜の園庭開放等、一緒に過ごせて楽しかったです。当時の子宝幼稚園は、夏期保育はなく、私にとって他に預ける先もなく、仕事を辞め、子ども達と過ごす事になりました。周りには働いているお母さんもいて仕事を続けられて、“羨ましいなぁ”と思う事もありましたが、今の自分に自分しか出来ないことをやろうと決心し、一生懸命子育てを頑張ったつもりです。子ども達が成長した今、その時間はかけがえのない私の宝となっています。先生方には色々な事を教わり、とても感謝しております。子どもは本当にかけがえのない“宝”です。とても大きな存在です。これからも子ども達を育み母親の支えとなって欲しいです。益々のご発展をお祈り致します。」

 

本園でも平成27年から長期休み中の預かり保育を実施していますが、早朝保育はなく、17:30で終了です。

 

時代の流れの中で女性の社会進出が増加し、預かり保育は不可欠なものであると理解しているものの、親子の絆にとって、子どもを長時間預ける事は未来にどの様な形で現れるのか・・・正解を見つけるのはとても難しい事です。

 

そんな中、仕事より子育てを選ばれたお母さんが“後悔”ではなく、“子どもと過ごした時間が宝”と感じられたことに感激し、パワーをもらった気がしています。

 

最近の世の中の子育ての風潮は、“褒めて育てる”。褒める事はいつの時代でも子どもの心や脳を安定させる子育ての基本です。

 

只、少しずつ子どもが集団生活に入ろうとする2歳の時期ぐらいには靴の着脱、服の着替え、食事など援助しながらも自分自身で取り組もうとする気持ちを育て、出来た時にはしっかり褒めて達成感を味わせる。

 

人を叩く、かみつく、公共の場で走り回るなど、やって良い事と悪い事は親がきちんと伝える。

 

それが治らない時は叱る事も大切。

 

子どもの言うがままに好き放題させる事はネグレクト(育児放棄)に相当すると私は思います。

 

また、オムツを満3歳児頃には取れる様にトレーニングする事も親の大事な行事です。

 

毎日子どもと過ごしていると思う様にいかず、イライラする時もあると思いますが、戻ってこない大切な時を子どもと向き合い、 “過ごした時間が宝”となりますように・・・切に願います。

 

 

P.S

 

50周年で歴代の保護者会会長さん、お世話になった方々や他園の先生方、そして、OGの先生達に記念誌、記念品、又はリーフレット等をお送りさせて頂きました。

 

多くの方々から“懐かしかったです”等、お電話やおハガキ、お手紙等を沢山頂き、本当に嬉しかったです。

 

又、思っても見なかった事ですが、沢山のお花やお祝いの品を頂き、驚きと共に感謝、感謝でした。

 

 

コロナが無ければ、35周年の時の様に教職員全員で食事がしたかったのですが、4回に分けて食事会を開き、労を少しでもねぎらうと共に一緒に祝って頂きました。

 

夏休みにはもう一つ、観劇にも行ってきました。


教職員の親睦会から頂いた桜の苗木もすくすくと育ってくれる事でしょう。

もうすぐ夏休み!

新型コロナも3年目を迎えますが、未だ終息が見えず、逆に7月に入ってより第7波で陽性者が10万人を超え、累計では1000万人と猛威を振るっています。

 

亡くなられる方は少なく、軽症で済んでいる方がほとんどであるのは何より幸いではありますが、以前の様に2類のままであり、濃厚接触者は約5日間の自宅待機を余儀なくされているのが悩ましいところです。

 

幼稚園では学級閉鎖となっていませんがご家族の方が罹患されたり、この暑さによる疲れ等も含め、お休みが多く、22日(金)の園祭や懇談等少し心配ですが、常に集団生活である事をご配慮頂いている保護者の方々に大いに感謝です。

 

しかし、登園している子ども達は元気であり、うちわ作り、廃材による自由製作や絵画、園祭練習に外遊びと楽しんでくれています。

 

最後まで、教職員で気持ちを引き締めて、1学期を終えたいと思っています。

暑さにも負けず、コロナにも負けず

梅雨に入ったと思ったら、6月中の梅雨明けとなり、改めてウイルスの脅威だけでなく、地球の温暖化が進み、この夏の水不足や電力不足も心配です。

 

幼稚園では、暑さが厳しくなる中で、外遊び以外はマスク生活が続いています。

 

熱中症にも十分な配慮が必要なので、室内では換気をしつつ、冷房と扇風機を上手に使って室温調節をしています。

 

そして、園庭では、テントやミストを活用して活動時間を考慮し、水分補給もしっかりしながら過ごしています。

 

暑さや疲れから欠席者も見受けられますが、全体的には元気に登園してくれています。

 

体操や製作、英語、歌やピアニカ等の活動をする中で友達関係も大いに深まりつつあります。

 

 

6月中旬から水遊びも始まり、噴水マットや小プール、園のプールに大喜び。

 

年長児は鳳ウイングスでのスイミングレッスンが大人気の様です。

 

 

まもなく七夕です。

 

以前は、3、4、5歳と全員が同じ大きさの笹でしたが、カンガルークラブや満3歳、年少、年中、年長さんと年齢に応じて、より段階的に楽しめる伝承行事にと進めています。

 

 

一学期も21日の終業式、22日の幼稚園祭までラストスパートで先生達も全力で頑張ります。

 

祝創立50周年 ~伝統と新たな時代の創造~  

 

アジサイの色鮮やかな6月を迎えました。そして、13日(月)が創立50周年の記念日となり、それに合わせて子ども達が、記念の作品を作ってくれました。

 

満3歳児、3歳児・・・ティッシュを丸めて雲を製作

4歳児・・・虹の上にクラスのカラーの色の手形

5歳児・・・自分と、鳥or花を作って、仕上げ

 

素敵なプレゼントをありがとう!!

そんな子ども達にファイルに入った幼稚園の今昔の写真とお菓子を持ち帰ってもらって、共に祝って頂きました。

 

又、3ヶ年で園内外の整備に努め、最後に園中央の壁面に記念として『カンガルーの親子』の記念のプレートを作成しました。

 

教職員一同で桜の苗木を植樹してくれました。今年の梅雨時の雨が少ししょっぱかったのは、嬉し涙のせいでしょうか・・・。

更に、多くの方々の御協力を頂き、初めて記念誌を作成しました。

 

50年の歴史を振り返ると共に1万を超える一人一人の卒園生の健康と幸せを願わずにはいられません。

 

そして、保護者の皆様、地域の方々、更に先輩諸兄にも大いに感謝です。

 

もちろん、人生の一時を本園の幼児教育に尽力頂いた歴代の多くの先生方にも・・・。

 

今後も教職員、力を合わせて力の限り頑張っていきたいと思っています。

伸びゆく子ども達

いつの間にかGWも終わり、3年ぶりの移動制限がない中で、各地が賑わった様です。

 

子ども達の「~に行った!」の笑顔が見られて嬉しかったです。

 

ここで、幼稚園今昔話…

 

昔は、ブラウスにネクタイorリボンの制服で、ボタンの着脱などに悪戦苦闘しておりましたが、新制服では、子どもの負担を減らす為にもボタンが少なく、着替えやすいポロシャツを採用し、ズボンorスカートと体操パンツの履き替えにより、制服と体操服を兼用できる様な形にしました。

 

また、気温が不安定な日が多く、暑さ寒さに対する個人差もある事を考慮して、色も形も同じポロシャツの半袖と長袖を用意し、個々で選んで着用してもらえるようになった為、とても効率的かつ経済的にしました。

 

我ながら良い形に変えたものだと自画自賛!?

 

また、昔は黄色の肩掛けカバンでしたが、両手が空く機能的なリュック型にしました。

 

そして、上靴は白色なら自由、下靴は自由にし、園指定の物を廃止して、こちらも経済的になったかと思います。

 

さて、あっという間に5月も中旬となり、こいのぼり製作を終え、母の日製作を大好きなお母さんにプレゼントした子ども達。

 

各クラスの活動も活発になってきました。

 

満3歳児ひよこ組さんには、5月から4人の子ども達が入園してくれて、6月から8人お友達が増え12人で楽しく過ごしていきます。

 

・3歳児・・・幼稚園に少しずつ慣れて笑顔が増えました!!

 

・4歳児・・・新しいクラスのお友達とも仲良くなってきました!!

 

・5歳児・・・年長ならではの事で目を輝かせ、お友達と一緒に楽しんで取り組んでいます!!

嬉しいお手紙!! 

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令和4年度。

 

今年度は創立50周年を迎えるに当たり、3年前より園舎内外の整備に努めてきました。

 

この春休みには園舎の外回りの補修、ペンキ、4教室の冷暖房の入れ替え、更に私の入園!?前より古い鉄棒の入れ替えで、ほぼ計画通りに終了しました。

 

そして、いよいよ11日(月)から新学期が本格的なスタートを切りました。

 

50年前の昭和48年の設立当初は定員230名、その後480名となりましたが、平成20年頃より実員数が定員を下回りましたが、未だに多くの子ども達が来て頂いている事は本当に喜ばしい限りです。

 

その私達の思いを代弁して頂いている様な嬉しい、嬉しいお手紙をこの3月に頂きました。

 

『転勤の為に、途中入園できる園を探して、夏休み前に問い合わせをした際の対応が明るく、感じが良かったことで見学もせずに入園を決めましたが、大正解でした。転入の手続きの際、外では年長さんの運動会の練習を見ましたが、以前のゆるい園から比べるととても厳しく見えて、内心息子にこんな高度なことが出来るのかと不安になったものです。しかし、本番を迎え、余り期待をせずに見ていたら、彼はビシッと演技していたのです。本当に驚きました。感動しました。本人にとって転園は環境も言葉も変わり大変だったと思います。登園を嫌がる事もありましたが、何とか竹馬テストも合格でき、卒園する事が出来ました。子どもに「先生こわい?」と聞いた事があります。でも、「うーん、きびしいけど、べつにいいせんせい」という答えが返ってきました。意外でした。以前の幼稚園ではいじめのようなものがよく見られました。“遊びに入れてやらない”という子が多かったです。保護者同士もギスギスしている場面が見られました。子宝に来て、“一生懸命にみんなでがんばる”ということがなかったせいかもしれないと考えるようになりました。のんびりすることばかりでは、結束や友情も生まれないのかなと。今年もコロナ禍の中でも感染が大きく拡がらず、ほとんどの行事もして頂いた事も心に残ります。全ての先生方にお世話になりました。これからもどうぞお元気でお過ごし下さい。草々』

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