こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

全員出席!! お店屋さんごっこ 

秋も深まってくる中で、各園では、作品展を行っている所が多い様です。


その日には、保護者の方々も子ども達の頑張った作品を一緒に見学されて、楽しい一日を過ごされる事でしょう。


本園では、18日(火)にお店屋さんごっこを行い、下の写真の様に沢山の保護者の方々が来園し、子ども達と共に各部屋のお店や年長さんが作ったゲームコーナー、そして親子作品を見て頂きました。


子ども達は、「上手に作ったね」「すごいね」と言ってもらって、ニッコリ。




只、他園と異なりますのは、これからお店屋さんごっこがスタートするという時間には、保護者の方は一人もおられません。


本当は、一番見て頂きたい所ですし、保護者の方もご覧になりたいと思うのですが、そこを敢えてお帰り頂いています。


それはなぜかというと・・・


子どもには子どもの豊かな世界観があり、その子ども達だけの世界を大切にしたいという本園の主旨です。


保護者の方には、その事をご理解頂き、ご協力して下さっている事に心から感謝をしています。


さあ、開店です。


子ども達は売り手と買い手に分かれます。


売り手は、「いらっしゃい、いらっしゃい。」とお客さんを呼び、売れると「ありがとうございます。」


売れ残りのない様に知恵を絞り、「安いですよ〜」「おいしいですよ〜」と様々な言葉が飛び交います。


最後の品物が売り切れ、完売するとみんなで大喜び!!


と、同時に程良い疲れも。


又、買い物をする時は、年長・年中は友達同士、年少は年長さんとペアを組んで、欲しい品物を目指して一目散。


自由に買う楽しさは格別です。


私とすれ違う度に「園長先生、見て〜〜!!」と、嬉しそうに買った物を見せてくれました。


買い物が終わると、商品を売った時のお金を分けるのですが、お給料をもらったと喜んでいた様です。


“お金を得る”ことの大変さも感じ、改めて、お父さんやお母さんへの感謝の気持ちを持った事でしょう。


更に、スマートボールモグラたたきのゲームコーナーでは、先日、年長さんが小学校で1年生のお兄ちゃん、お姉ちゃんに優しく、分かり易く教えてもらった様に、今度は自分達が年中・年少の小さい子ども達にルールや遊び方を優しく教えてあげています。


この愛他行動の連鎖がいじめのない温かい学校や社会へと広がって欲しいと願わずにはいられません。



当日の写真は、HPの園児アルバムや後日、園内にも注文用で掲示しますが、その楽しさは、子ども達のキラキラと輝く瞳を通して皆様にも伝わる事でしょう。