こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

生みの苦しみ! 

初場所に於いて、大関稀勢の里関が優勝した事によって、近日中に、正式に横綱となる事が決定する模様です。


日本人横綱の誕生は、若乃花関以来19年ぶりの事であり、過去に何度も横綱への昇格の機会を逃し続け、周りの期待に応えられなかった悔しさ、無念さは、想像を絶するものであったに違いありません。


それらのプレッシャーを乗り越えられての横綱誕生に心からの拍手を送りたいと思います。


次は、3月の大阪場所、今後の更なる御活躍を期待したいものです。




さて、目を園内に移せば、小さな稀勢の里関が一杯います。


11月から10mの竹馬テストの合格を目指して頑張る年長組さん。


何度ものテストによって少しずつ合格をする子どもが増えてきて、笑顔が広がっています。


只、その過程に於いて、何回転び、何十回、何百回落ちた事か・・・。


それでも「竹馬嫌い」「練習をしたくない」とも言わずに、何度も取り組む姿には頭が下がります。


私自身、運動も苦手であり、きっと泣いたり、休んだりして、苦手な事から逃げていたかもしれません。


その子ども達の竹馬への取り組みの原動力は、やはり4月から毎日遊びを含めた様々な活動で培った「やれば出来る」と云う自信、そして、お父さんやお母さんに褒められたい気持ち、お友達や先生からの温かい励ましだと感じます。


今年に入ってからは、朝、昼と帰りの外遊びにもテストがあり、可能な子どもが自由に自分で竹馬を用意して取り組みます。


合格をした時には、応援しているクラスのお友達も大喜び、担任はもちろん元担任や、その他の先生も大喜びで拍手に包まれます。


中にはその目に涙を浮かべる先生も。


又、帰りの外遊びの時の合格では、お迎えの保護者の方からも大きな拍手が送られ、毎日頑張る姿に泣かれる保護者の方も、稀に我が子の合格の瞬間を見届けられ、親子で感動のハグをされる場面もありました。


今年も全員合格のお知らせが出来る事を信じていますが、結果はどうであれ、目標に向かって努力し続ける力は、これから子ども達が生きていく上で、大切な大切な財産となるはずです。