こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

元気いっぱい!笑顔いっぱい!!

今から10数年前に、幼稚園教諭を養成される養成校の大学の先生が来園をされ、園内を一周されて園児の姿や園児と先生との関わり、園児と私とのやりとりを見られて一言。


「普通の幼稚園に出会えて本当に嬉しいです。」


とおっしゃいました。


その先生は、以前は公立幼稚園の園長先生をされていて、毎年多くの幼稚園や保育園を訪問される中で、最近、子どもも先生も共に明るく、元気な姿を余り見かけられないとの事でした。


今まで音楽や絵画、体育の講師の先生方が多くの他園を指導される中で、「子宝の子どもは元気があって笑顔がいいですね。」と言われるのは、お世辞だろう・・・子どもはみんな元気ではないのかな?と思っていましたが、そうではなかった様です。


幼稚園の先生と云う仕事は、子どもの指導の為の準備・研究はもとより、事務や保護者対応を含め非常に多忙であり、各園の先生に心からの笑顔が少なかったと感じられた様でした。


先生に元気がなければ、子どもにそれを求めるのは無理というものです。


この先生の“普通”は、最高の誉め言葉で、私にとりまして実に嬉しく、大きな自信となった事を覚えています。


昨今、幼稚園や認定子ども園、保育園で様々な社会問題が起こり、新聞紙上を賑わせていますが、どの組織であれ子どもにとって充実した環境の中で、大切な幼児期を過ごして欲しいものです。


自園も過去何回かこれがベスト!と思った事もありましたが、今振り返れば極めて恥ずかしい自己満足。


世の中は広く、素晴らしい園や園長先生がいらっしゃるのが現実です。


今、創立45年目、平成29年度がスタートしました。


子ども達も先生達も元気いっぱい、笑顔で過ごせる“普通の幼稚園”であり続けたいと強く、強く思っています。