もうすぐ七夕ですね。
天の川を挟んで暮らす織姫と彦星が年に一度会うお話は奈良時代に中国から伝わったロマンチックな伝説に基づくものであり、江戸時代に行事として定着した様です。
「大きくなったら○○になりたい~ ○○が上手になります様に!!」
夢とロマンがあっていいですね。
さて、幼稚園では、笹飾りを作って持って帰りますが、学年に応じて、数や難しさも異なります。
笹飾りは、通常、織姫、彦星、夏野菜が基本なのですが、趣向を凝らして、提灯、パイナップル、アイスクリームなどその年に新しい飾りを入れたりしています。
これらの製作を通じて、子ども達はノリやハサミの使い方が実に上手になっているのに驚きます。
そして、決められた製作ばかりでなくプリンカップを使って好きなものを作ったり、少しずつ自分で考えて作っていく経験も入れています。
又、大笹飾りを作るのですが、グループ4人ずつに分かれて、チームで相談をしながら作っていきます。
自己主張を繰り返しながら、時に意見がぶつかり、口ゲンカになりそうな時もありますが、そこはうまく先生が入り作業を進めていきます。
年少はもちろん、年中・長でも難しい活動ですが、それらのやり取りの中で、人と会話する力や協調して行動する力が育っていきます。
リーダーシップを発揮する子、調整役の子、消極的だった子も発言が増し、クラスが一つにまとまっていく様子こそ、今求められている「非認知能力」を伸ばす一つの取り組みだと考えています。
七夕は7月7日ですが、園では5日(金)に七夕の行事として代表の子どもにインタビューをしたり、全員で歌を歌い、そして、先生が七夕の由来を劇で子ども達に伝えます。
当日、子ども達が楽しんでくれ、その夜はお二人が会えると共に、子ども達の夢が叶う事を星に願いたいと思います。