こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

お店屋さんごっこを通して

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お店屋さんごっこには色々な学びの要素がありまして、お店で販売する商品を製作する技量の向上、商品を売り買いする社会性、年長者が年少者に優しく伝えていく愛他行動です。

 

品物作りでは「丁寧に作らないとお客さんが買ってくれないよね…」と先生の指導を受けながら、お店屋さんごっこ当日への期待を持って進めてきました。

 

見学に来られたお母さんからは「クオリティが高いですね!」との感想を頂きました。

 

沢山の商品が並ぶ中で、子ども達はワクワクしながら買い物に出発します。

 

年長や年中さんは、好きな友達とペアでどのお店に行くかなど相談しながら欲しい物を買っていきます。

 

年少さんには年長さんのお世話係さんがいて、優しく誘導してくれます。

 

自分達が年少の時に優しくしてもらった事を思い出して、お兄ちゃん,お姉ちゃんぶりを発揮している所は本当に微笑ましいものです。

 

売り手の係の時は「いらっしゃい! いらっしゃい!」とお客さんを呼び込みます。

 

いつもは大人しい子がいつの間にか大きな声で積極的になっている姿を見ると嬉しいものです。

 

自分達の店の商品が売り切れると“バンザイ”の大合唱で、子ども達は心地よい疲れに浸っている様です。

 

その他にも年長さんは、もぐらたたきやボーリングなどのゲーム屋さんも行ってくれるので、その日は一日中子ども達の歓声と笑顔が溢れた有意義な日で、私も子ども達からパワーをもらっています。

 

ある先生が、

 

「今まで沢山の楽しい日々や行事を過ごしてきましたが、お店屋さんごっこでの子ども達が一番輝いていて可愛かったです。私も大好きな行事です。」

 

との声が出る程、先生達にとっても達成感のある行事となっています。

 

この様に子ども達に沢山の学びと笑顔を与えるのは簡単な事ではありません。

 

当日に向けての計画を綿密に立て、それに添って先生達一人一人が同じ思いを持って準備を進めてくれているからこそ子ども達だけの世界が実に有意義に展開されているのだと痛感しています。

 

これからも先生達と皆で力を合わせて子ども達のワクワクを増やして行きたいと思っています。

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