こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

“褒めて育てる”は、子育ての基本ですが・・・

あるお母さんから6月にお手紙を頂きました。

 

「約10年前在園中は、2人の子どもも毎日元気に登園し、楽しく過ごす事が出来ました。私自身も様々な園の行事や土曜の園庭開放等、一緒に過ごせて楽しかったです。当時の子宝幼稚園は、夏期保育はなく、私にとって他に預ける先もなく、仕事を辞め、子ども達と過ごす事になりました。周りには働いているお母さんもいて仕事を続けられて、“羨ましいなぁ”と思う事もありましたが、今の自分に自分しか出来ないことをやろうと決心し、一生懸命子育てを頑張ったつもりです。子ども達が成長した今、その時間はかけがえのない私の宝となっています。先生方には色々な事を教わり、とても感謝しております。子どもは本当にかけがえのない“宝”です。とても大きな存在です。これからも子ども達を育み母親の支えとなって欲しいです。益々のご発展をお祈り致します。」

 

本園でも平成27年から長期休み中の預かり保育を実施していますが、早朝保育はなく、17:30で終了です。

 

時代の流れの中で女性の社会進出が増加し、預かり保育は不可欠なものであると理解しているものの、親子の絆にとって、子どもを長時間預ける事は未来にどの様な形で現れるのか・・・正解を見つけるのはとても難しい事です。

 

そんな中、仕事より子育てを選ばれたお母さんが“後悔”ではなく、“子どもと過ごした時間が宝”と感じられたことに感激し、パワーをもらった気がしています。

 

最近の世の中の子育ての風潮は、“褒めて育てる”。褒める事はいつの時代でも子どもの心や脳を安定させる子育ての基本です。

 

只、少しずつ子どもが集団生活に入ろうとする2歳の時期ぐらいには靴の着脱、服の着替え、食事など援助しながらも自分自身で取り組もうとする気持ちを育て、出来た時にはしっかり褒めて達成感を味わせる。

 

人を叩く、かみつく、公共の場で走り回るなど、やって良い事と悪い事は親がきちんと伝える。

 

それが治らない時は叱る事も大切。

 

子どもの言うがままに好き放題させる事はネグレクト(育児放棄)に相当すると私は思います。

 

また、オムツを満3歳児頃には取れる様にトレーニングする事も親の大事な行事です。

 

毎日子どもと過ごしていると思う様にいかず、イライラする時もあると思いますが、戻ってこない大切な時を子どもと向き合い、 “過ごした時間が宝”となりますように・・・切に願います。

 

 

P.S

 

50周年で歴代の保護者会会長さん、お世話になった方々や他園の先生方、そして、OGの先生達に記念誌、記念品、又はリーフレット等をお送りさせて頂きました。

 

多くの方々から“懐かしかったです”等、お電話やおハガキ、お手紙等を沢山頂き、本当に嬉しかったです。

 

又、思っても見なかった事ですが、沢山のお花やお祝いの品を頂き、驚きと共に感謝、感謝でした。

 

 

コロナが無ければ、35周年の時の様に教職員全員で食事がしたかったのですが、4回に分けて食事会を開き、労を少しでもねぎらうと共に一緒に祝って頂きました。

 

夏休みにはもう一つ、観劇にも行ってきました。


教職員の親睦会から頂いた桜の苗木もすくすくと育ってくれる事でしょう。