こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

お店屋さんごっこ今昔

 

先日、お店屋さんごっこという行事を行いました。

 

子ども達が主体的に生き生きと活動する私の大好きな行事です。

 

この日ばかりは、幼稚園にたくさんのお店が並び、昔は全体を「子宝商店街」と呼んでいましたが、今では子ども達に馴染みのある「こだからショッピングモール」に名称変更し、リニューアル!

 

年中と年少組がクラス毎におもちゃ屋、ケーキ屋、レストランなど8つのお店を行い、年長組は魚つりやお化け屋敷など5つのゲーム屋さんに取り組みます。

 

また、夏休みに廃材などを利用し、親子で作って頂いた作品を商品の一つとして並べています。

 

親子作品もなかなかの力作揃いで感心します。

 

時代と共にお店に並ぶ商品も変化し、おもちゃ屋さんではスマホを売っていたり、鬼滅の刃が流行れば、鬼滅風柄の商品を作ってみたりと先生達も毎年色々と工夫を重ねています。

 

子ども達もシビアに品定めをするので、雑に作った品物は売れ残ってしまうこともあります。

 

保護者の方にもそんな子ども達の様子を見て頂きたくて見学してもらっています。

 

当初は自由に見て回って頂きましたが、子ども達の活動を妨げる為、見学をなくした事もありました。

 

今では年長児のゲーム活動を見てもらう日、年少児は商品の見学のみ、年中児はお店番をしている様子の見学と二日間に分けてゆったりと見て頂く様にしています。

 

変化した事とは裏腹に、いつの時代でも変わらないのは子ども達の熱気と歓声、キラキラとした瞳です。

 

そして、欲しかった物が手に入った時の笑顔、お店番をしていて商品が売り切れた時には飛び跳ねて喜んでいる姿は、これからも変わって欲しくない光景です。

 

また、年長児が年少児のお手伝いをしている時の優しい姿と同時に、年少児の年長児への憧れのまなざしは、これぞ“愛他行動”だと実感します。

 

その姿を見つめる先生達も製作を進める上での指導や、当日を迎える為の準備は大変ですが、「やって良かった! 私達も楽しかったです。」「来年はこうしてみよう~」と早くも次の手を考えてくれている事も嬉しく思います。