平成29年に幼稚園教育要領が改定され、子ども達が自分で考えて主体的に行動できる力を養う教育が求められる様になり、本園でもカリキュラムを検討し、段階的に取り入れています。
只、主体性と言っても何の経験もない年少児には、とても無理な事で、ハサミやのりの基本的な扱い方や、廃材を使っての造形遊び、季節の製作など様々な経験の積み重ねによって、年長になった現在、一人一人が自分の考えを持ちながらも、友達と話し合い、時にぶつかりながら、子ども達が進めていきます。
先生はどうなるのかと不安と楽しみがありますが、ここに自由な発想での共同製作という活動が成立しているのです。
そんな姿を保護者の方にもお伝えするべく、年長組の参観としてその共同製作、更にカスタネット奏、ピアニカ演奏会の様子、また最後に友達との外遊びの様子をご覧いただきました。
保護者の方から、
「ピアニカ奏がこんなにすごいと思いませんでした。」
「ピアニカ、とっても感動しました☺」
「自由製作も楽しかったです。そして、外遊びでは友達との遊びも見れて良かったです。」
との声も頂き、担任も一安心。
ピアニカ奏は、以前は3学期の発表会時にお遊戯やオペレッタ、歌等と一緒に行っていましたが、子ども達や保育者にとっても負担があり、その他コロナの影響も含めて今の形に変わりました。
保育者にゆとりがあると、より柔軟で楽しい子どもの成長に繋がるカリキュラム、指導方法が見つかります。
この子宝流の理念が保護者の方に伝われば嬉しいのですが・・・。