お店屋さんごっこにはたくさんの学びがあります。
(その1)様々な商品を作る中で、製作の技量がどんどん向上します。
買い物をするお客さん(子ども達)は、なかなかシビアに欲しい物を選択していくので、作り方の雑な物は売れません。
ですから、作るのを楽しみながらも真剣で、お寿司屋、ケーキにビール、剣と本物みたい!?になっていきます。
そのお店を年少・中の保護者の方には見学して頂きます。
お店の中には夏休みに親子で作って頂いた作品も商品として並びます。
(その2)年長児は品物だけでなく、ゲームを作ります。
グループで色々と話し合い、魚釣りやお化け屋敷等々。
テーマはあるものの自分達で考え、工夫して創造していく事は、まさにアクティブラーニングではないかな・・・。
そして、作って終わりではなく、まず自分達がゲームを行います。
その後、保護者の方と一緒にペアでゲームを楽しみます。
更に!!
小さい組さんもゲームを楽しめる様に説明をしてあげ、優しく誘導する様子には、“愛他行動”が溢れています。
(その3)いよいよ売り手と買い手に分かれて、お店屋さんごっこが始まります。
その様子を保護者の方にもみてもらいたい所ではありますが、ここからは子ども達の世界です。
年長さんは年少さんとペアになって、年中さんは同じクラスの友達とペアになって回ります。
前日から品定めをしていた欲しい商品を目指して一目散。
売り手は「いらっしゃい!いらっしゃい!」と声を枯らして呼び込みます。
10円から1,000円まで受け取るお金と商品を間違えない様に売り買いしていきます。
お金は全て使い切る様に伝えているのですが、中には倹約家の子どもも・・・。
買い物をするにはお金が必要な事、何を買うかをよく考える事など社会性を身に付けていきます。
よ〜く考えて作って、楽しく遊んで売り買いをして、年長の子ども達が小さい子に優しく接しているお店屋さんごっこという行事が私も先生達も大好きなのです。
当日、年長の子が年少の子をひざの上に乗せて順番待ちをしている姿はたまらなくかわいいです!
園児アルバムを皆さんに是非見て頂きたいものです。