こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

愛情は貯金が出来ます!

愛情は貯金が出来ると聞いた事があります。


生まれてから、愛情一杯に家族に育てられ、自分が愛されて大切にされていると思う自己肯定感を持った子どもは、心が安定していて、自分に自信を持って成長します。


ですから、乳幼児期のお子さんを育てられているお母様方は愛情と云う貯金を沢山して上げて欲しいものです。


もちろん、子どもの教育の基本は家庭であり、時に今の時代はやや低下しているとも云われますが、核家族化が進み子育て環境が変化していく中、お母様方が子どもと向かい合っている姿には敬服します。


その家庭の中で、心の教育と共に挨拶や早寝早起き、好き嫌いをなくす等の基本的生活習慣を身に付ける事は、親が子どもに出来る何よりの“財産”です。


やがて、子ども達は集団生活の中に、一歩踏み出して行きます。


そこで最も大切な事は、“良き人(先生)と出会い、良き経験をする”ことではないでしょうか・・・。


その為に、先生の育成と保育内容の充実に力を注いでいきたいと考えている毎日です。


日本では昔から、小さいうちは、親の手元で育てる事は、当然であり大切とされましたが、現在では、3歳児神話と云われて時代遅れだそうです。


平成27年度より、新しい制度が施行される予定であり、幼稚園は、4つの施設の中より地域やニーズをも考慮しながら、どの施設にするか難しい選択の時期を迎えています。


国は少子化対策、待機児童解消の名の下に、更に母と子を引き離して、女性に働いてもらう事ばかり・・・本当にそれでいいのかと疑問を感じます。


ゆとり教育の二の舞にならない様に、保護者の方にとってはもちろんですが、何より子どもにとって幸せで、意義のある制度が整えられる事を願わずにはいられません。