こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

夏期保育、そして、二学期へ

本当に毎年といっていい位、長期休みを利用して、幼稚園の補修や不足分を購入しています。


この夏は、各部屋にままごとの果物や野菜、そして、絵本等を増やしたので、楽しんで欲しいと思っています。


又、正門前とプール横は、雨が降ると小さい川となり、でこぼこが出来て、子どもが転ぶと危険な為に排水の工事を行いました。








長く暑い夏休みも終わり、思い出一杯の子ども達。先生達にも一人一人のお話を聞くのを楽しみにしています。


夏休みは、子ども達はもちろんですが、先生達にとっても日頃の身体と心のケア、そして、自己の課題や弱点の強化と園外での研修。更に見聞を広め、自己の世界を開く事も大切で、マリーナシティ、淡路島に鳥取、伊勢、東京、沖縄、ディズニーランド、中には海外の韓国やタイと充実したお休みを過ごしたようです。


そして、例年の様に、全員の先生達からの楽しい思い出話と共に、お土産を頂きました。






又、25日の午後には近くのさぬきやで職員の親睦会を行いました。


おいしい食事を頂いた後は、くじ引きで5つのチームに分かれてのゲーム大会で写真を使っての新人の先生の幼児期の写真当てやクイズにジェスチャーゲーム、踊りながらの“あるある子宝USA”で大いに盛り上がりました。


優勝チームには豪華(!?)景品もありました。




このチームワークで、さあ、二学期!


まだまだ残暑は厳しいですが、子ども達の体調に配慮をしながら、パワーアップした子ども達と楽しく過ごしていきたいと思います。


1学期の子ばなしより

在園児の保護者の方にお配りしている子ども達の声を載せた『わくわく子ばなし』というおたよりからいくつかエピソードを紹介します。


【年少】


●朝、登園してきて・・・
Rくん「先生、おはよう!もう上靴履けた〜!」
  先生「おはよう!え!? はやーい!そんなに早く履けるようになったの?すごーい!」
  Rくん「なんでやとおもう?」
  先生「なんでかな?」
  Rくん「年長のお兄ちゃんが横でずっと「がんばれー!」って応援してくれるから早く履けるようになってん!」


●好きな食べ物の話で・・・
  子ども達「ハンバーグ!!」「カレー!!」
そんな中、うれしそうに・・・
  Rちゃん「ママのおにぎり!だって、大好きの気持ちでギュッギュッってしてくれてるもん!」


●外遊びから戻ってきて・・・
  Iくん「あっつ〜!!お外めちゃめちゃ暑かったー!」
  先生「暑いねー、しっかりお茶飲んでね!」
  Iくん「暑いのは嫌やけど、お外で遊ぶのは楽しいねんな!」
  先生「そうだね、暑くても楽しいよね!」
  Iくん「すべり台も楽しいし、お砂場も好きやし、しっぽ取りもしたいし・・・。あ〜、お外行く時何しようか迷うわ〜!!」




【年中】


●ピアニカの保育で・・・
 Iちゃん「先生!かえるのうたできるようになったよ!」
   先生「え!?すごいね!!」
 Iちゃん「うん!「がんばるぞ!できるぞ!」って思ってお家で練習してきた!!」


●プール遊びで・・・
  Sくん「見て見て〜、顔つける練習してるねん!」
  先生「すごいね!!」
Hちゃん「Sくん、すごーい!私もパパとお風呂でいつも練習してるねん!」


●七夕まつりで・・・
  七夕まつりが大雨で延期になり、今回の大雨で被害にあった地域の人達の話を聞いて、お祈りして・・・
  Mくん「Mはな、困ってる人が元気になるように言った!」
Mちゃん「悲しい気持ちがなくなりますようにってお願いした!」
Aちゃん「Aはみんなが元気になりますようにって言った!」




【年長】


●先生のお誕生日に・・・
  Kくん「先生、おめでとう!!」
Nちゃん「何歳になったん?」
先生「う〜〜ん」
 と、濁していると・・・
  Kくん「あ!わかった!9歳?」
Nちゃん「60歳ぐらい?」
  先生「う〜〜ん」


●自由製作で・・・
  N1ちゃん「キリン作りたいんやけど、なかなか首が立てへんねん」
  N2ちゃん「じゃあこうしたら?
 テープを留めるところを変えてみる?」
 N1ちゃん「あ、ほんまや!立った!!先生見て!いけた!!」
   先生「本当だね!どうやったの?」
 N1ちゃん「N2ちゃんが教えてくれたねん!ありがとう!!」
N2ちゃん「いいえ〜」


●給食の時間に・・・
 みんなで毎日水やりをして育てたプチトマトが赤くなったので、切り分けて食べることになり・・・
  Tくん「僕、ちょっとトマト嫌いやねんな・・・。」
  Yくん「そうなん?おいしいのに〜、食べてみたら?」
  Tくん「う〜ん・・・。」
 しばらくトマトとにらめっこしていましたが、意を決してパクッ!
  Yくん「先生!Tくん、トマト嫌いやけど食べれたって!!」
  Tくん「Yくんの言う通り、食べたらおいしかったわ!!」

日常の感謝と減災

先日のサッカーワールドカップのロシア大会は、フランスの2回目の優勝で幕を閉じました。


日本代表は惜しくもベスト8には進めませんでしたが、コロンビアやベルギーという強豪国と熱戦を繰り広げ、大きな感動を私達に与えてくれました。


その期間中に、比較的地震が少ないといわれる大阪北部で地震が発生し、7月初旬には西日本を中心に豪雨による河川の氾濫や土石流により多くの方が亡くなられました。


心からのお悔みと共に、今も行方不明の方々がいらっしゃいますが、早期の発見をお祈りします。


そして、家屋の損壊や電気や水道等のライフラインの寸断によって、不自由な生活を強いられている方々にお見舞いを申し上げます。


一日でも早く日常生活を取り戻せます事を祈らずにはおれません。


改めて自然の脅威を感じると共に、どうすれば災害を失くせるのか、減災できるのか、早急な検証と対策が必要です。


又、各市より出されている防災マップの重要性を再確認をする必要もありそうです。


以前に、災害対策の方の講演で、災害の範囲が広くなる場合は、初期に救急車を呼んでも駆けつけるのは困難であり、公の助けを待つ“公助”よりも、“自助・共助”の意識を持って下さいとのお話でした。


そして、昔から“備えあれば、憂いなし”といいますが、予想以上の天災が今後も発生する可能性も高いだけに「うちは大丈夫」を見直して、私達一人一人が大きな教訓としなければなりません。


3つの輪

幼稚園へ行くのが楽しいかどうかの要素は、先生や楽しい活動、遊具等、色々とありますが、保護者の方の大きな思いは“仲良しの友達を作って欲しい”があるのではと思います。


友達を作るのは上手と苦手があると思うのですが、やはり多少は保護者の人と比例するのではと思います。


ちなみに私は苦手かな!?と感じています・・・。


3歳児も当初は一人遊びが中心ですが、最近では少しずつ友達を求め、声を掛け合って、走って外へ駆けていきます。


先生達はクラスでの活動や席替え、お当番活動を通してより“友達の輪”が広く、そして、深くなってくれる様に関わっていきます。


私は、毎朝、園舎中央で子ども達を迎える事が日課となっているのですが、子ども達と「おはよう!」の挨拶をするのがとっても楽しみです。


3歳児の子どもも、「園長先生、本箱ありがとう!」、「今日はお母さんのお誕生日だからこの葉っぱあげる!」、アリを胸にはわせて「園長先生、『生き物を大切に!』って言ったから!」とお話をしてくれます。


そして、その顔の表情や声で、その子どもの元気度が表れます。


挨拶は人とのコミュニケーションの第一歩であり、幼稚園でもおはようタスキをつけたり、アンパンマンドキンちゃんの人形を各所に配して、先生やバスの人とも連携をして、『挨拶運動』を行います。


もちろん、強制はダメであり、少しずつ自然と身に付いて、“挨拶の輪”が広がって欲しいと願っています。


まだまだ沢山の輪がある訳ですが、もう一つ私は“先生の輪”を挙げたいと思います。


子宝幼稚園では、以前は5年目位で退職される先生が殆どであり、いつか10年の先生や卒園児の先生がいる様になれば嬉しいと思っていました。


それがいつの間にか10年はおろか、20年、25年、30年の先生や子どものいる先生も。卒園児の先生やパートの先生も今は全てOGの先生。


雇用形態や年齢も様々ですが、全員が子どもの為にがっちりスクラムを組んで頑張ってくれています。


いよいよ7月!


暑さも厳しくなりますが、一人一人の子どもの体調に配慮をしながら、1学期を締めくくりたいと思っています。