こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

もうすぐ春ですね

少しずつ暖かくなり、桜のつぼみも膨らみ、春の訪れを感じます。


子ども達は進級・進学の期待と不安を抱えながらも一日一日を大切に友達や先生と過ごしてくれています。


発表会での子ども達の声、そして、その後も園生活を満喫している様子が『子ばなし』から見えてきます!!


・今日はいよいよ発表会・・・


 Tくん「楽しみー!」
 Sくん「おばあちゃんもおじいちゃんも来てくれるねん!」
 Mちゃん「わたしも!かっこいいとこ見てもらうー!」


 Yちゃん「ドキドキする〜」
 H&Y「わたしも〜」
 Kちゃん「わたしは楽しみ!」


 Kくん「お客さんいっぱいおったな」
 Mちゃん「めっちゃドキドキしたけどいっぱい拍手してもらって嬉しかったな!」
 Nちゃん「うん、楽しかったー!」


 Rちゃん「Rのお母さん泣いてた〜」
 Kちゃん「Tくんのお母さんも泣いてたでー!」
 Hくん「あのさ!ママがニコニコしてたー!」
 Yちゃん「もう1回したい!!」




・ひなまつり会で・・・


 Yくん「(甘酒[カルピス]を飲んで・・・)よっぱらってきたー!!」
 Yくん「飲みすぎたらあかんで、パパいつもママに怒られてるから・・・。」


 Hちゃん「私、おひなさまになりたい!おだいりさまはパパがいいなぁ」




・年長さんの給食バイキングで・・・


 Sちゃん「なんでお姉ちゃんの時なかったん?お姉ちゃんも呼んできてあげたいな・・・。」
 Kくん「めっちゃ食べたわ〜、楽しかった〜!もうバイキング最高!!幼稚園も最高!!」




・お外遊びで・・・(年中)


 Kちゃん「先生、うんてい全部できた!」
 Hくん「縄跳びができる様になった!」
 Kくん「逆上がりができたよ!」


 Sちゃん「縄跳び2回は跳べたけど疲れた」
  先生「ちょっと休憩したら・・・。」
 Sちゃん「休憩してるのもったいないわ!練習したら上手になるねん!」





Cくん「先生!先生ってさあ、言ったら悪いけど・・・。」
先生「え!何?」
Cくん「子どもみたいやね・・・。」
先生「・・・。」

子ども達のオリンピック!?


冬のオリンピックが中盤を迎える中、スピードスケートの小平、高木、ジャンプの高梨、ハーフパイプの平野、ノルディック複合の渡部、モーグルの原の各選手が好成績を収められ、更に日本の誇るフィギュアの羽生、宇野、ジャンプの葛西選手達の活躍も楽しみです。


連日の報道で、メダリスト達の笑顔の陰に、これまでの本人の歩まれた努力や苦労は、私達の想像を絶するものであり、その主役達のインタビューを聞いていても数々の挫折を乗り越えて掴んだ栄光の嬉しさに驕ることなく、そして、周りの方々への感謝や、その謙虚な発言に素晴らしい人間性を感じます。


心から「おめでとうございます。お疲れ様でした。」の言葉を送りたいと思います。


そして、スポットライトを浴びる主役達の一方で、残念ながら結果の出なかった選手達も精一杯頑張りを見せてくれました。


是非、下を向かずに胸を張って日本に帰って来て頂きたいと思います。




さて、幼稚園の冬のオリンピックともいえるのが、間もなく行われる生活発表会、“主役は子ども達全員”です。


12月迄に子ども達本人の意志や他の役柄との兼ね合いも含めて、クラスで話し合い、最終的には、1月の始業式の翌日に決定となります。


保護者の方々にも色々な思いがおありでしょうが、子ども達の思いを大切に、ご理解を頂いている事が有難いです。


そして、歌、合奏(ピアニカ年長のみ)と劇(年少は音楽劇)or お遊戯と一人2つの演技を保護者の方々に見て頂けるのを楽しみに子ども達は練習に励んでいます。


又、先生達もそのご期待に応えられる様に妥協をせず、子ども達が笑顔で、堂々と舞台に立てる様に導いてくれています。


当日は、欠席0を願っています。


どうぞお楽しみにして下さい。


又、幼稚園では、かわいいお子さん、お孫さんのお姿を、お仕事や遠方の為にお越しになれない方もいらっしゃると考え、進級・卒園の御祝にDVDを全員にプレゼントしています。


かわいい姿は、何よりの一生の宝にして欲しいと考えています。

もうすぐ節分


いよいよ2月に入ります。


今年は例年以上の寒波の到来であり、大雪で各地で混乱や事故、被害が出ております。


更に、インフルエンザが大流行で、小・中学校でも学級閉鎖や学年閉鎖という話も聞きます。


本園では、現在の所、全体でも数人の発症に留まっていますが、今後、園内に於いてもうがい、手洗いの徹底、一人一人の毎日の体調や室内換気に十分注意をしていきたいと思っています。


又、子ども達には日頃より、よく遊び、よく食べ、よく寝る事が大切だと伝えています。


今は、発表会の練習の真っ最中ではありますが、歌・合奏、オペレッタ、劇、お遊戯にと頑張ってくれています。


近々HPの園児アルバムに練習の様子を掲載する予定です。


しかし、練習一辺倒にならずに、毎日の外遊びはもちろん、節分を前にお面作りやお絵描き、粘土等々楽しくバランスよく進めています。


さて、節分と云えば、私が小さい時には、2月3日に各部屋を回って、「福は内、福は内」と大きな声で豆をまき、最後に外に向かって、「鬼は外、鬼は外」と家内安全、幸せな一年を願っていたものです。


園でも豆まきはしますが、いつの間にか家の中にいる鬼というよりも、自分の心の中にいる鬼、例えば、“わがままな鬼”、“いじわるな鬼”、“嫌いな食べ物が多い鬼”等を追い出して、自分を見つめ直して欲しい、もっと良い子になって欲しいと云う形に進化(!?)しているのです・・・。


西郷どんではないですが、子どもは“家庭の宝”、“国の宝”です。


私達は幼児期という限られた時間ではありますが、大切な期間を少しでも保護者の方のお力になりたいと考えています。



45周年事業完成!!

新年明けましておめでとうございます。


今年も子ども達が、「今日はこんな事がしたい!」「先生、今日は何をしてくれるの?」と目を輝かせて登園してくれる幼稚園にしていきたいと思っています。


さて、今年度は、創立45周年を迎えており、年長さんがいる間に何か“子ども達の為の事業”が出来ればと考えていたのですが、冬休みの間に工事を行い、大型遊具の前面に色鮮やかな安全マットを設置する事をひらめきました。


これにより、子ども達の大好きな遊びの活動がより楽しく安全になる事でしょう。




人間にとって、何といっても必要な事は健康であり、幼児期、児童期に於いて、良き生活習慣等と共に、自分で選択をして十分に遊ぶ環境と、時間の確保が大切です。


そして、その様な全身運動は脳の発達を促します。


先生のお話を聞く時の集中力にも影響し、小学校以降の学業やその後の豊かな充実した人生に繋がると信じています。



『遊ばないと人間になれない』


『人間は生きる為に必要な全てを“遊びを通して学ぶ”』


と云われる位に遊びは大切です。


遊びを通して、走る、跳ぶ、登る、ぶら下がる等の運動能力の向上はもちろん、楽しく遊ぶ為にはルールがあり、順番を守る事、譲る・譲られるといった協調性を得られます。


自己中心的な行動ではなく、感謝の気持ちや相手の立場も考えて行動する社会性は外で元気に遊ぶ中でこそ、身に付けられるものだと考えています。


たくさん学び、たくさん遊んで社会に適応していける力を持った大人へと成長してくれる事を願っています。

ゆく酉、くる戌

2学期は、8月末の夏期保育からスタートしました。


その時の気温は、残暑が厳しく35度の日も。


パンツ1枚になって色水遊びを楽しんだり、室内では敬老の日に合わせて、大好きなおじいちゃんやおばあちゃんに心を込めてプレゼントを作った子ども達でした。


そして、運動会の練習が始まり、友達と力を合わせて取り組んでいきました。


例年の事ですが、先生達は3歳、4歳、5歳の年齢に応じて、最適な演技や競技を考え、子ども達の心と身体の成長を目指して、指導を行っていきます。


時に子ども達が壁にぶつかる事もありますが、そこを上手に乗り越えさせるのが先生達の腕の見せ所。


登園や練習を嫌がる行事ならば、しない方が良いと思ってしまいます・・・。


また、2学期は運動会だけでなく、子ども達が大いに成長する活動がいっぱい。


電車展やハロウィン、お店屋さんごっこ、おもちつき、そして、クリスマス会等の行事や日々の園生活でも沢山楽しい思い出を心に刻んでくれたのではないかと思います。


毎朝、子ども達を迎えている中で、子どもの元気な「おはよう!」の声や笑顔、そして、友達と仲良く楽しそうにお部屋へ向かう姿にもそれが表れていると感じます。




子どもの笑顔にパワーをもらう反面、園にとりましては園児募集と先生の採用で悩みの多い2学期でもあります。


少子化と人手不足の波はなかなか避けられるものではありませんが、今年は保護者の方をはじめ、多くの方々のお陰で、どちらもどうにか乗り切れました!!


これからもずっと上手くいくと思ってはいませんが、教育に熱い気持ちを持った仲間と共に歩んでいく楽しさを感じながら、邁進していきます。


園の運営面に於いても守りに入らず、より楽しく充実した園生活となる様に平成30年戌年も良き計画を立てていきたいと思っています。

恐るべき中学生!?

お店屋さんごっこが終わって、まだ耳には、「いらっしゃい!いらっしゃい!」の子ども達の元気な声がこだましています。


29日(水)には、移動動物園があり、子ども達も動物を身近に、そして好きになっていって欲しいものです。


さて、先日、中学生が職場体験で来園され、2日間の感想を頂きました。


彼らのしっかりとした視点や感性には驚かされます。


●「正直、2日目は息がもんぜつするほどきつかった。でも、かわいい子どもがたくさんいて助かりました。この仕事を毎日やっている先生をとても尊敬します。」


●「先生は、叱る時は叱り、誉める時は誉めて、とても子どもを見ていてすごかった。お別れする時は、みんなギューとしてくれたので、本当に嬉しかった。」


●「1日目は緊張で、話したり出来なかったけれど、2日目は踊ったり、歌ったり、みんなと楽しく遊ぶことが出来て、とても楽しかったです。でも、お別れの時は子ども達と別れたくなくて、さびしかったです。」


●「良い職場体験ができ、将来の夢に向かってしっかりと勉強をして、幼稚園の先生になれる様にがんばろうと思いました。」


●「先生を体験したら楽しさが勝ちましたが、働く事の大変さと体力がたくさん必要だと思いました。クラスのみんなはかわいくて、優しくてたまらなかったです。幼稚園は『子宝』で良かったです。『子宝』は本当に宝がたくさんありました。」 


遊びを通して学ぶ!

お店屋さんごっこにはたくさんの学びがあります。


(その1)様々な商品を作る中で、製作の技量がどんどん向上します。


買い物をするお客さん(子ども達)は、なかなかシビアに欲しい物を選択していくので、作り方の雑な物は売れません。


ですから、作るのを楽しみながらも真剣で、お寿司屋、ケーキにビール、剣と本物みたい!?になっていきます。


そのお店を年少・中の保護者の方には見学して頂きます。


お店の中には夏休みに親子で作って頂いた作品も商品として並びます。



(その2)年長児は品物だけでなく、ゲームを作ります。


グループで色々と話し合い、魚釣りやお化け屋敷等々。


テーマはあるものの自分達で考え、工夫して創造していく事は、まさにアクティブラーニングではないかな・・・。


そして、作って終わりではなく、まず自分達がゲームを行います。


その後、保護者の方と一緒にペアでゲームを楽しみます。


更に!!


小さい組さんもゲームを楽しめる様に説明をしてあげ、優しく誘導する様子には、“愛他行動”が溢れています。



(その3)いよいよ売り手と買い手に分かれて、お店屋さんごっこが始まります。


その様子を保護者の方にもみてもらいたい所ではありますが、ここからは子ども達の世界です。


年長さんは年少さんとペアになって、年中さんは同じクラスの友達とペアになって回ります。


前日から品定めをしていた欲しい商品を目指して一目散。


売り手は「いらっしゃい!いらっしゃい!」と声を枯らして呼び込みます。


10円から1,000円まで受け取るお金と商品を間違えない様に売り買いしていきます。


お金は全て使い切る様に伝えているのですが、中には倹約家の子どもも・・・。


買い物をするにはお金が必要な事、何を買うかをよく考える事など社会性を身に付けていきます。



よ〜く考えて作って、楽しく遊んで売り買いをして、年長の子ども達が小さい子に優しく接しているお店屋さんごっこという行事が私も先生達も大好きなのです。


当日、年長の子が年少の子をひざの上に乗せて順番待ちをしている姿はたまらなくかわいいです!


園児アルバムを皆さんに是非見て頂きたいものです。