こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

新たなる旅路へ ~子ども達の笑顔を求めて 先生達と共に~ 

令和5年度がスタートしました。

 

年度早々、嬉しい事が続いています。

 

・課外教室の絵画で、さくら組荒崎陽花ちゃんの『にじいろのしまうま』という作品が第53回世界児童画展の内閣総理大臣賞を受賞されました。

 

おめでとうございます!

 

https://biiku.jp/jidouga/prize-53/prize1-53/

 

・保護者会サークルでジャズダンスを指導して頂いていた森脇先生の団体設立25周年の記念発表会がソフィア堺で盛大に行われました。

 

幼児から大人迄、年代を問わず素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられ、私も会場で拝見しましたが感動しました。

 

 

・昨年度に続き、今年度も大阪府私立幼稚園連盟より勤続表彰を頂き、5年3人、10年4人、30年1人、そして、40年1人の計8名が表彰されました。

 

 

さて、今年度は補助の先生が10名とスタッフも充実し、少子化の中、園児数は減少しているのですが、良き先生達が集ってくれました。

 

その中にはOGの先生、他園での経験や子育て経験のある先生、若手、中堅、ベテランと私の理想の先生集団の形に近づきました。

 

そして、幼稚園が園児募集競争を中心として、競っていた時代から子育てが難問山積の時代、子どもの育ちを重要視した時代となっています。

 

子どもの健やかな成長を促す為には、指導する側の人格や絵画や音楽など様々な分野を教える技量のある先生が不可欠です。

 

子どもがこれからの時代を強く生き抜いていける様に乳・幼・学童期の各々の時代に何を学び身に付けていかなければならないか、何よりも子どもの立場に立って、突き進んでいきたいと思っています。

全ての方々に感謝!

2月の発表会のマスクを外しての生の歌、そして、卒園式の5クラスでの修了の歌やお別れの言葉は感動的であり、子ども達の表情も輝いていました。

 

令和4年度も間もなく終了を迎えようとしていますが、彼らの年少中長の3年間はコロナとの戦い、対応の3年間でありました。

 

思い返せば令和2年度の春に発生した新型コロナウイルスは4月から緊急事態宣言が発令され、学校、幼稚園等は全て登園禁止、マスクの着用を義務付けられ、人との対話や外出も控え、感染予防対策に追われた日々の生活となり、各種行事が中止、縮小されました。

 

特に、青少年の多感な時に、集団生活の中で、人との関りを通して多くを学ぶ学生時代であるにも関わらず、家庭でのリモート等による関わりの不足が心の成長にどう影響するか。

 

心の空虚感をこれから埋められる事と願います。

 

本園に於きましては、幼児期に学ぶべき教育を先生達の協力により、無理のない様にほぼ全ての課程を終了する事が出来ました。

 

この事は、保護者の方々のご理解、ご協力の賜であり、大いに感謝を申し上げます。

 

主役の子ども達は、文句も言わず、園内では先生のお話をよく聞き、元気に登園し、友達と笑顔で園生活を過ごしてくれたと思っています。

 

そして、コロナに負けず、子ども達を導いてくれた先生達にも大いに感謝です。

発表会を終えて

先生達の声を集めてみました・・・。

 

色々な子ども達がいる中で、無理強いをする事なく、みんなと一緒に楽しく表現する姿が見られた。それは、私達の指導だけでなく子ども同士で支え合い、助け合っているからこそだと改めて思った。

 

着替え等のお手伝いを先生達が声を掛け合って出来た。子ども達には、本番を今までで一番素敵な姿で舞台に立って欲しいという思いを先生達全員が持っているからだと思う。

 

それぞれの先生のこだわりやアイデアが演出・衣装にたくさん込められていて、子ども達は当日一番の演技を見せてくれた。

 

1月から練習を始め、リハーサル・本番の一週間。疲れたけれど夢の様な楽しい一週間でした。

 

ノーマスクで歌った子ども達の声が、聞いた事のない様な声量で気持ちのこもった歌声にピアノを弾きながら驚いた。

 

年少さんは可愛らしく、年中さんは元気で、年長さんはかっこ良く、それぞれの学年の見せ場があった。

 

反省点もあるが、リハーサル前と比べると力が入っているのが伝わってきた。衣装や振付け等、他の先生のものを見て、「こんなやり方もあるのか!」とたくさんの学びがあった。

 

考えて、悩んで苦しんで、でもいつもの事ながら終えると楽しくて、またあんな事、こんな事がやりたいと思ってしまう自分がいる。力のある先生がたくさん居て、みんながお互いに学べる環境は幸せである。

 

子ども達は、「お家の人に見せたい!」という思いが強く、保護者の方の力はすごいと感じた。

 

1クラス毎で実施する事になり、全員の先生が子ども達を励まし、声を掛け、衣装の着替えに取り組んでいる姿は、良い雰囲気でとても素敵な事だと思う。

 

私自身もっと心を広く、後輩の先生の気持ちを受け止めながらも分かりやすくアドバイスできる先生になりたい。

 

子ども達のキラキラした良い表情を見て、全部の力を出し切ってくれたと確信した。

 

DVDが完成したら、自クラスを客観的に見直したい。

 

どのクラスも振付けや構成が面白く、「私も次こそは」という思いが湧いてくる。

 

練習の進め方をよく考え、子ども達の頑張りが舞台で十分映える様にしていきたいと強く思う。

 

保護者の方から、「年長のダンスは色々なジャンルがあり、楽しかったです」とお声を頂き、凄く嬉しかった。子ども達と作り上げてきたこの1ヶ月はとてもやりがいがあり、振り返っても楽しかったと感じる。

 

 

先生達が1年間の集大成として発表会に向けて、子ども達と共に過ごしてきた1ヶ月間は、かけがえのない時間であり、子ども達にとって多くの学びがあったと思います。

 

保護者の方の温かい応援を受けて幸せな子ども達、そして熱い思いで子ども達に向き合っている先生達に囲まれて幸せな私だと改めて感じました。

跳ねる1年に!!

年が明け約20日経ちましたが、2月の生活発表会に向けて、楽器の担当や配役等が決まり、始業式後まもなくして練習がスタートしました。

 

登園して来てくれると直ぐに「曲かけて!」「早く踊りたい!」というような子ども達の声も聞かれる様で、気持ちも徐々に昂っています。

 

感染対策の為、客席との距離を少し取りながら、3年ぶりに歌唱も復活する予定にしていますので、子ども達の生の声を保護者の方に届けます。

 

是非、当日をお楽しみにして下さい!

 

 

子ども達に負けじと、先生達も背景の絵を描いたり、小・大道具、衣装作りに気合いがみなぎっています。

 

さあ、今年はうさぎ年、教職員一同力を合わせて、50周年から51年目以降の新時代へ、跳ねる1年にしたいと思っております。

親子が輝く!! 

今年の50周年の記念誌には、本園の課外教室で創立当初より幼稚園児にひらがなを、小学生に書道をご指導頂いている髙嶋悠光先生に題字とありがたい祝辞を頂きました。

 

ご紹介します!

 

「幼児に正しいひらがなを!」の祈りを引っさげ子宝幼稚園に来させてもらい、先代園長先生と幼児教育論を熱く語ったのは遠い昔?何年だったんだろう?お顔を思い浮かべ懐かしい一頁でもある

 

二代目園長先生、颯爽と初登場

 

若くて男前のでっかい新園長先生に「あら・ら!こんな若先生?」と戸惑ったのも本音の感想?だったが…一本筋の通ったぶれない情熱・行動力は新鮮でたじたじの私。頭が下がり「へ、へい!参りやした!」

 

保育終了の門が開かれるとお迎えの方々が、どどっ!と一斉入門の様は他園に見られない!何と贅沢な風景と感心「壮観!素晴らしい!」この大きな愛に包まれた園児達も又「素直で 溌剌と 元気な笑顔は 最高 す・て・き! 」(初代園長念願)

 

「今、この子どもらしい子どもは中々見つかり難いのに、ここには有る!」

 

いったいどこから来るのか不思議で仕方ない

 

きっと園・家庭・地域と取り巻く環境の良さが滲み出たらしさ!!である!と

 

小さな宝物達と直接接し、活力をたくさん頂き、今日の私の健康の源かもと思いご縁の不思議さに、只々かんしゃ「幸」

 

今日もさよならの握手を小さなお手々と交わしている。ありがとう子宝幼稚園

 

「よくがんばりました💮」

 

 

子どもは、基本となる家庭教育、保護者からの無償の愛情が注がれてこそ、健やかに育ち光輝くのです。

 

本園は、早朝や延長時間の預かり保育がなく、また毎日預かり保育を利用される方の定員を設ける等、フルタイムでお仕事をされるお母さん達には、不便で優しくない幼稚園だと思います。

 

只、十分とは言えないかもしれせんが、子どもをまん中において笑顔と成長の為に教職員一同、精一杯努めていると自負しています。

 

そんな私達に大切なお子さんを預けて頂いている保護者の方には感謝です。

 

ご家族の絆が深いからこそお母さんも子ども達も明るく元気です。

 

昨今、保護者会が無くなっている園が多くなっていると聞く中で、保護者会会長さんを中心とした役員の方々が、フラワーサークルや講習会を開催して下さりお母さん達のリフレッシュの場を作って頂いている事も本当に嬉しく思います。

 

そんな場を通して、お母さん達も更に輝いてくれればと・・・。

 

 

子どもには愛情一杯の家庭教育、子どもの潜在能力を伸ばし、集団生活を楽しく学ぶ幼児教育。

 

そして洗練された学校教育の3つの教育が大切です。

 

しかしながら、いじめや虐待、教育・保育現場での不祥事等、昨今の報道を見ても明らかな様にこの3つの教育が出来ていないような気がします。

 

本園も創立50年に安堵するのではなく、未来に向けて、“瞳輝く子ども達”の為に、令和の時代に合った教育を模索し続け、幼児教育に邁進していきたいと思っています。

 

 

アクティブラーニングに挑戦!

平成29年に幼稚園教育要領が改定され、子ども達が自分で考えて主体的に行動できる力を養う教育が求められる様になり、本園でもカリキュラムを検討し、段階的に取り入れています。

 

只、主体性と言っても何の経験もない年少児には、とても無理な事で、ハサミやのりの基本的な扱い方や、廃材を使っての造形遊び、季節の製作など様々な経験の積み重ねによって、年長になった現在、一人一人が自分の考えを持ちながらも、友達と話し合い、時にぶつかりながら、子ども達が進めていきます。

 

先生はどうなるのかと不安と楽しみがありますが、ここに自由な発想での共同製作という活動が成立しているのです。

 

そんな姿を保護者の方にもお伝えするべく、年長組の参観としてその共同製作、更にカスタネット奏、ピアニカ演奏会の様子、また最後に友達との外遊びの様子をご覧いただきました。

 

保護者の方から、

 

「ピアニカ奏がこんなにすごいと思いませんでした。」

 

「ピアニカ、とっても感動しました☺」

 

「自由製作も楽しかったです。そして、外遊びでは友達との遊びも見れて良かったです。」

 

との声も頂き、担任も一安心。

ピアニカ奏は、以前は3学期の発表会時にお遊戯やオペレッタ、歌等と一緒に行っていましたが、子ども達や保育者にとっても負担があり、その他コロナの影響も含めて今の形に変わりました。

 

保育者にゆとりがあると、より柔軟で楽しい子どもの成長に繋がるカリキュラム、指導方法が見つかります。

 

この子宝流の理念が保護者の方に伝われば嬉しいのですが・・・。

お店屋さんごっこ今昔

 

先日、お店屋さんごっこという行事を行いました。

 

子ども達が主体的に生き生きと活動する私の大好きな行事です。

 

この日ばかりは、幼稚園にたくさんのお店が並び、昔は全体を「子宝商店街」と呼んでいましたが、今では子ども達に馴染みのある「こだからショッピングモール」に名称変更し、リニューアル!

 

年中と年少組がクラス毎におもちゃ屋、ケーキ屋、レストランなど8つのお店を行い、年長組は魚つりやお化け屋敷など5つのゲーム屋さんに取り組みます。

 

また、夏休みに廃材などを利用し、親子で作って頂いた作品を商品の一つとして並べています。

 

親子作品もなかなかの力作揃いで感心します。

 

時代と共にお店に並ぶ商品も変化し、おもちゃ屋さんではスマホを売っていたり、鬼滅の刃が流行れば、鬼滅風柄の商品を作ってみたりと先生達も毎年色々と工夫を重ねています。

 

子ども達もシビアに品定めをするので、雑に作った品物は売れ残ってしまうこともあります。

 

保護者の方にもそんな子ども達の様子を見て頂きたくて見学してもらっています。

 

当初は自由に見て回って頂きましたが、子ども達の活動を妨げる為、見学をなくした事もありました。

 

今では年長児のゲーム活動を見てもらう日、年少児は商品の見学のみ、年中児はお店番をしている様子の見学と二日間に分けてゆったりと見て頂く様にしています。

 

変化した事とは裏腹に、いつの時代でも変わらないのは子ども達の熱気と歓声、キラキラとした瞳です。

 

そして、欲しかった物が手に入った時の笑顔、お店番をしていて商品が売り切れた時には飛び跳ねて喜んでいる姿は、これからも変わって欲しくない光景です。

 

また、年長児が年少児のお手伝いをしている時の優しい姿と同時に、年少児の年長児への憧れのまなざしは、これぞ“愛他行動”だと実感します。

 

その姿を見つめる先生達も製作を進める上での指導や、当日を迎える為の準備は大変ですが、「やって良かった! 私達も楽しかったです。」「来年はこうしてみよう~」と早くも次の手を考えてくれている事も嬉しく思います。