子宝幼稚園では先代園長の代より落ちずに10m歩けると表彰状をお渡ししています。
運動面のバランス感覚や集中力を養うのはもちろん、少し高い壁に挑戦する事はやがて学生時代、社会人として厳しい事も起こりうる未来を楽しくたくましく生きる為の糧の一つとなってくれる事を願っています。
運動会後の第1回のテストより、運動の秋から冬の寒い季節を通して、落ちても落ちても転んでも転んでも、時にヒザに血が滲む事も・・・。
それでも何度もチャレンジをする子ども達の姿に頭が下がります。
そして、途中で落下して悔しくて泣く子もいれば、合格の瞬間、大喜びの子ども、嬉し泣きの子どもと今年も様々な子どもの姿がありました。
早く合格する事が良いのではなく、自分一人の力で合格する喜びと自信は格別だと思います。
もちろん、クラスの友達や先生の応援は大きな力となります。更に、これが本園の良さだと思うのですが、年少・中の元担任はもちろん、全ての先生が応援する姿は、時に先生の関係が薄く、協力的でない組織も多いと聞く中で、私は大いに嬉しく、誇りに思っています。
合格した表彰状を手にすると早くお家の人に褒めてもらいたい子ども達。
そして、その頑張りに共感される保護者の方々。
「お母さん、泣いていたー」
「(卒園児だった)お父さんも表彰状もらったって言ってた!」
「頑張ったごほうびにお寿司を食べに行ったー」
「今日は全員合格でハッピーやな!」
そんな声も飛び交いました。
合格をしたその翌日からは、何かスイッチが入った様に目が輝き、パワーアップした様に見えるのは、私だけでしょうか?
その自信を胸に新たなる目標に向かって、又、一歩一歩自分の意志で力強く歩んでいってくれる事でしょう。
発表会もたくさんのお客さんの前で本当によく頑張ってくれ、もちろん先生達はチームワークばっちりでした。
まもなく、3月。年長さんは卒園。
年少・中さんは進級で、クラスの子ども達とも過ごす時間が少なくなってきましたが、残り一日一日を大切にしていきたいと思います。