こだから日記

子宝幼稚園の園長のブログです。

平成から令和へ

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平成31年度、まもなく令和元年度を迎えます。

 

平成への惜別と共に新天皇のご即位、紙幣も刷新されるなど新しい時代への期待と希望を感じます。

 

この令和が平和で地震等の自然災害や悲しい出来事がなく、人々が楽しく穏やかに過ごせる時代である事を心から願います。

 

さて、私達は、自己の生活や地域社会、そして職業についてはもちろんの事ながら、世界の情勢や日本の政治・経済・歴史・文化や教育についても興味、関心を持つ事が大切です。

 

そして、一人一人がより広く深く考え、行動をして行かなければ明るい未来はありません。

 

その為にもしっかりとした目と心を磨き、豊かな社会の実現に向けて努力をしたいものです。

 

子宝幼稚園では今年も教職員と協力をして、更に子宝の名に恥じない様な幼稚園を目指して、ソフト・ハード面でも取り組んでいこうと思っています。

 

平成30年度より新しい学習指導要領のアクティブラーニングを取り入れるべく、カリキュラムの精査、構築を進めています。

 

しかし、改革をする為には、時に抵抗や不満が生じるものですが、本園の先生達は柔軟に且つ前向きに一致団結して取り組んでくれる姿勢を本当に嬉しく思っています。

 

その目と心は、常に子どもを真ん中に、子ども達の笑顔とより良き成長の為に向けられています。

 

又、今春、ハード面でも遊具の一部入れ替えや補修、運動場の整地に、連休明けには新しいアンパンマンの遊具も入ります。

 

子ども達が目を輝かせて楽しく遊んでくれるのが楽しみです。

 

昭和、平成、そして令和の時代も必要とされる園であり続ける為に、歩みを止めない様にしていきたいと思っています。

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素敵な子ども達のつぶやきがいっぱい!!

<年少>

  • 発表会の翌日・・・

   「うん。ビデオ見てたらママ泣いてた!」「おれのママも!」

 

 

  • ひなまつりで甘酒(カルピス)を飲んで・・・

   「酔っぱらってフラフラ。」「パパはいつもこんなんやで!」

 

 

  • 発表会が終わって・・・

   「ママが発表会を見て、心がポカポカしたって言ってくれた。」

 

 

  • お兄ちゃんのおかげ

   「台付き逆上がりが出来た!お兄ちゃんに教えてもらってホンマに出来てん!」

 

 

   「めっちゃ大きかった、カッコよかった、良い匂いした。」

 

 

<年中>

  • うんていで・・・

   「うんてい2つ飛ばし出来る!だって、えへへ、豆できるくらい練習した。」

 

 

  • ひなまつりで甘酒(カルピス)を飲んで・・・

   「このお酒めちゃめちゃおいしい~。パパいつもおいしいのん飲んでるんやな~」

 

 

  • おすもうさんに会って・・・

   「僕、大きくなったらルパンレンジャーやめて、おすもうさんになる!!」

 

 

  • 発表会の朝、お母さんに・・・

  「よっしゃー、発表会頑張るぞー!お母ちゃんとおばあちゃんが涙出るくらいに!」

 

 

  • もうすぐ年長さん

   「あと少しで大きい組。スイミング行きたいな~。早く竹馬したい!楽しみ!!」

 

 

  • お弁当パーティーで・・・(1年の最後のお弁当は年中組みんなで食べます)

   「今日はめっちゃ楽しい日やな。うん、みんなで食べたらめっちゃおいしい!毎日パーティーパーティー!」

 

 

<年長>

  • 発表会本番前の踊りの男の子・・・

    「楽しみやなー!キャーって言われるかな!ファンが出来るかもー!」

 

 

  • 発表会で歌・合奏が終わり・・・

    「うん、絶対いけてた、だって、お母さん達泣いてたもん!」

 

 

  • 3月になった日、カレンダーを見ながら・・・

    「先生、やっと3月やな~、やっと誕生日やー!!」

 

 

  • 給食中の会話で・・・

    「幼稚園、終わりたいくないねん。お友達と離れたくないねん。幼稚園めちゃ好きやねん!」

 

 

  • 小学校の授業見学を終え・・・

   「・・・すごかった!勉強初めて見た!机の下にロッカーあった!」

 

 

  • 卒園まで残りわずかとなり・・・

   「あと、もうちょっとで卒園やな。なんか寂しいなー。でも、毎日いっぱい何かあるで!縦割保育、ドッヂボール大会、バイキング、お別れ遠足・・・。いっぱい過ぎて大変。いっぱい遊ぼう、いっぱい思い出作ろう!」

   「幼稚園、卒園したくないな~。次はばなな組になる。そしたら後3年おれるもん!!」

   「小学校へ行っても絶対、先生の事忘れへんで!」

 

 

たくさんの思い出を胸に、進学、進級していきます。

 

 

これからも子ども達が元気に過ごしてくれる事を願っています。

竹馬、全員合格!!

子宝幼稚園では先代園長の代より落ちずに10m歩けると表彰状をお渡ししています。

 

運動面のバランス感覚や集中力を養うのはもちろん、少し高い壁に挑戦する事はやがて学生時代、社会人として厳しい事も起こりうる未来を楽しくたくましく生きる為の糧の一つとなってくれる事を願っています。

 

運動会後の第1回のテストより、運動の秋から冬の寒い季節を通して、落ちても落ちても転んでも転んでも、時にヒザに血が滲む事も・・・。

 

それでも何度もチャレンジをする子ども達の姿に頭が下がります。

 

そして、途中で落下して悔しくて泣く子もいれば、合格の瞬間、大喜びの子ども、嬉し泣きの子どもと今年も様々な子どもの姿がありました。

 

早く合格する事が良いのではなく、自分一人の力で合格する喜びと自信は格別だと思います。

 

もちろん、クラスの友達や先生の応援は大きな力となります。更に、これが本園の良さだと思うのですが、年少・中の元担任はもちろん、全ての先生が応援する姿は、時に先生の関係が薄く、協力的でない組織も多いと聞く中で、私は大いに嬉しく、誇りに思っています。

 

合格した表彰状を手にすると早くお家の人に褒めてもらいたい子ども達。

 

そして、その頑張りに共感される保護者の方々。

 

「お母さん、泣いていたー」

 

「(卒園児だった)お父さんも表彰状もらったって言ってた!」

 

「頑張ったごほうびにお寿司を食べに行ったー」

 

「今日は全員合格でハッピーやな!」

 

そんな声も飛び交いました。

 

合格をしたその翌日からは、何かスイッチが入った様に目が輝き、パワーアップした様に見えるのは、私だけでしょうか?

 

その自信を胸に新たなる目標に向かって、又、一歩一歩自分の意志で力強く歩んでいってくれる事でしょう。

 

発表会もたくさんのお客さんの前で本当によく頑張ってくれ、もちろん先生達はチームワークばっちりでした。

 

まもなく、3月。年長さんは卒園。

 

年少・中さんは進級で、クラスの子ども達とも過ごす時間が少なくなってきましたが、残り一日一日を大切にしていきたいと思います。

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子どもは風の子!

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今年は、全国的にインフルエンザが過去最悪となり、近隣の学校・園でも学級閉鎖や学年閉鎖、更には園閉鎖もされていると聞きます。

 

その中で、本園でもインフルエンザが流行するものの保護者の方の日頃の十分な食事や睡眠、子どもの健康管理があり、細やかなご配慮により閉鎖には至っていません。

 

本当に有難い事です。

 

園でもうがい、手洗い、換気はもちろん、加湿器に空気清浄器、更にクレベリンも備えていますが毎日の外遊びや体育遊びでの体力強化が菌に負けない強い身体と精神力の向上の一助になっているのは間違いないと思っています。

 

まもなく、発表会のリハーサル、そして本番。

 

今年もお友達と力を合わせて元気に発表してくれる事でしょう、お楽しみにして下さい。

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子どもは見ている!?


2019年がスタートしました。


世間では「平成最後」という言葉がよく聞かれます。


昭和から平成、そして、新しい年号へと時代の移り変わりと共に、家族や親子関係も変化しています。


幼児期とは、子ども達が少しずつ現実が見えてくる時期であり、大人達の姿をシビアにとらえて、自分の未来の姿を作っていきます。


そんな子ども達の心の声を私なりに想像して挙げてみたいと思います。



・「お父さん、お母さんはいつも仲良し。」 or 「いつもケンカばかりしている。」


・「お仕事頑張ってくれているね。」 or 「お仕事ばかりでさみしいな。」


・「おいしいご飯を作ってくれてありがとう。」 or 「いつも手抜き料理ばっかり・・・。」


・「お休みの日は色んな所に連れて行ってくれる。」 or 「お家でスマホを触ってばかり。」


・「お父さん、お母さんは僕(私)の事が大好きなんだ。」 or 「どうせ僕(私)の事なんて嫌いなんでしょ?」


・「僕(私)が悪い事をした時は叱ってくれる。」 or 「僕(私)が悪い事をしても無関心。」


・「僕(私)のお話をちゃんと聞いてくれる。」 or 「僕(私)の話を全然聞いてくれない。」


・「お父さん、お母さんはいつも傍にいてくれる。」 or 「お仕事が休みの日も預けられる。」


・「大好きなパパとママ。僕(私)は幸せ!」or 「お父さん、お母さんなんか大嫌い!!僕(私)は不幸だ。」



現在、働くお母さん達が増え、社会の中で女性が活躍する事は喜ばしい事です。


家庭はもちろん基本ではありますが、家で一人留守番をしているよりも友達と共に勉強をし、遊ぶ学童保育は効果的だと思います。


現在、日本の子どもの7人に1人が貧困と云われる位、先進国の中でも特異な統計が出ています。


子ども達が学童保育も楽しいと感じられるのは、幼児期に家庭の中で愛情豊かに育った自己肯定感があるからこそだと思います。


全ての子ども達が私の想像した中のプラスの声を持って欲しいものです。


さて、新しい年となり今年の10月より消費税が10%となり、それに伴い私立幼稚園も上限はあるものの無償化が予定されています。


既に昨年より無償化が実施されている市に於いては、「やっと預け先が出来て、これでお仕事が出来る。」と大いに喜ばれています。


しかし、自分のリフレッシュも必要ですが、「無償ならば預けた方が楽だ。」とばかりに必要もないのに安易に預ける方が増えるのは、子どもの成長にとっても大いに問題があると思っています。


乳幼児期に於いては、家庭で時間の長短は別にして、先ずはお父さんやお母さんの愛情を一杯一杯に受けて親子の絆を築く事が何より大切です。


そして、人として成長をしていく土壌が築かれると子どもは安心をして、太陽の光を浴びて大きく、太く伸びる樹木の如く、力強く成長をしていきます。


毎日は大変だと思っても、振り返れば、あっと言う間かもしれません。


現在、残念な事に虐待は増えており、非行、不登校や青少年のいじめ等悲しい事件を聞くと心が痛みます。


子どもは赤ちゃんの時はもちろん、母親の胎内にいる時から外の世界の会話を聞いているとも言いますが、恐ろしい位に敏感にお父さん、お母さん、そして周りを見ています。


見られて大丈夫な親で、そして、見られて大丈夫な教育者でありたいものですし、あらねばならないと強く思います。


平成最後のメリークリスマス!

平成最後の師走も月の半を迎えました。


昨年は行事がことごとく雨で子どもや保護者の方々にもご迷惑をお掛けしましたが、今年は極めて順調で嬉しく思っています。


7日(土)より本格的な冬将軍が到来し、寒さも厳しくなってきましたが、少しずつ寒さにも慣れ、元気に外に飛び出して行く子ども達です。



室内では、クリスマスのサンタさんやリースやステンド等、各自が趣向を凝らした作品が掲示され、クリスマスムードも高まってきました。


園では、19日(水)がクリスマス会、そして、ご家庭では25日に。かわいい元気な子ども達のもとに今年もきっとサンタさんが来てくれる事でしょう。


本当に幸せな子ども達!!


また、21日(金)には9人のハンドベル奏者の方々が来園され、『もろびとこぞりて』や『赤鼻のトナカイ』など美しい音色が園庭にこだまする事でしょう。




近年、子どもの貧困と云う言葉をよく耳にします。


同じきれいで大切な花も咲く場所(環境)によって、根の張り具合が異なり、背の高さや茎の太さ、そして花の大きさや色の鮮やかさも大きく異なります。


場所を選択出来ない子ども達には可能な限り、良き環境の下で良き幼少期、小中高時代を過ごして欲しいものです。


もちろん私達も日々頑張っていきたいと思っています。


お店屋さんごっこを終えて

お店屋さんごっこの品物作りでは、保護者の方から廃材集めのご協力も得ながら6月から少しずつ作ります。


そのお店も時代によって少しずつ変わり、スマートフォンやからあげくんと云う様に子ども達の売れ筋にも変化が見られます。


やはり、品物、商品が売れるにはいかに子どもが作ったとはいえ雑に作った物では売れません。


最近、自由な発想を伸ばすことや自分で考えて製作を進める事が取りざたされていますが、放っておいて技量や感性が向上していく訳ではありません。


年少・中では自由に考えて作る部分を大事にしながらもハサミやのりの正しい使い方をきちんと指導していきます。


その積み重ねがあって、年長では各クラスがチーム毎に相談し、ゲーム作りに取り組んでいきます。


そして、これらの経験によって、自分で考えての作品作りや友達との共同製作活動へと繋がっていくのです。





作って終わりではないのがお店さんごっこの良い所で、ここからが本番!!


お客さんと売り子さんを交代して、商品を売ったり、買ったりすることを楽しみます。


全部で10のお店があり、買い物にはお金が必要で、一つのお店に10円から1,000円迄色々な商品があります。


欲しい物が一杯なだけにその中から自分で選ぶのは実に嬉しいものですが、選ぶのは大変です。


売り切れで欲しい物が買えない時もあります。


売り子さんは最初恥ずかしさで声も小さいのですが、少しずつ「安いよ!安いよ!買って!買って!」と声の限りに呼び込みます。


なかなか売れずに悪戦苦闘のお店もありますが、みんなで力を合わせて売れた時は大喜び。


私もお店巡りをしていると、「園長先生、お仕事は大変!!」とちょっぴり社会の厳しさやお父さん、お母さんのお仕事の大変さを味わう事も勉強になっています。


お父さんお母さんと云えば、親子で更に絆を深めて頂く事の一環として、夏休み中に親子の協力しての作品をお願いしていますが、いずれも楽しい力作揃いです。






もう一つ大切な学びは、愛他行動の育ちです。


年中さんは仲良しのお友達と、時に意見も分かれますが、コミュニケーションを取りながら、年長さんは年少さんとペアとなって、「何が欲しいの?」と優しく声を掛けて見守ったり、お買い物の手助けをしてくれます。


ゲームを待つ時はヒザの上に乗せてあげて、分かりにくい時には優しく説明をしてくれています。


この他者に対する優しさ、いたわりは愛他行動と呼ばれ、異年齢の子どもがいると勝手に身に付くと云うものではなく、関係が深まる活動を保育カリキュラムの中に取り入れている結果です。


お兄ちゃん、お姉ちゃんにしてもらった事を、今度は「僕達、私達の番だ」とばかりに「かわいいけれどしんどいなぁ〜」と言いながらも大活躍してくれるのです。


様々な行事を通して、友達関係が深まり、クラスの団結も強くなっていきます。


心と身体の更なる成長の為に日々指導に邁進していきます。