今年も年長児の150名全員が10mの竹馬テストに合格しました。
一人一人の顔や性格が異なる様に、運動能力に於いても個人差があり、早く出来る子、そして遅い子と本当に様々です。
早く出来る事は、もちろん凄い事ですが、それと同様にゆっくりでも諦めずに最後までやり遂げる事も素晴らしい事です。
人間はオールマイティーではなく、誰でも得手・不得手があります。
これからも竹馬を一つのきっかけに、様々な事にチャレンジをしていってくれる事でしょう。
先日、一人の女の子のお話。
毎朝、“おはよう”と小さい声ではありますが、必ず笑顔で挨拶をしてくれます。
お部屋で着替えて、軽く体操をしてから取り組みますが、いつも2、3mの所で落ち、悔しそうな顔。
それでも手に豆を作りながらも何度もチャレンジを続けていました。
すると!
1月中旬にグーンと上達して、一気に合格しました。
女の子はもちろん、担任の目にも涙。
クラスの子ども達や周りの先生達も大喜び。
聞きますと、「ママへの誕生日プレゼントにする!」と心に決めて、頑張った様です。
その話を聞いたお母さんも涙。
隣にいたお母さんの友達も涙。
忘れられない最高の誕生日プレゼントになった事でしょう。
大好きなお母さんの為に自分で考え、行動する子どもは素晴らしく、その子どもを育てたお父さんやお母さんもきっと素晴らしい方でしょう。
小さい時にたっぷりと愛情を注がれた子どもは何よりも幸せであり、心が安定します。